2011年2月アーカイブ

ブータン王国

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 夏休みにブータン王国に行く計画で、サイトで旅の情報を検索してみた。
 ブータン王国は、世界で唯一大乗(チベット)仏教を国教とする国で、人口約69万人の小国。最近では映画「リトル・ブッダ」のロケ地になりました。
 小国ではあるが、世界に向けて国民総生産(GDP)にかわる、国民総幸福量(GNH)という概念を提唱し、さまざまな環境福祉政策、伝統文化の保持に努めている。
 親日の国でもあり昭和天皇の大喪の礼に参列の際、国王が民族衣装の礼服姿で数人のお供を
連れて来日し他の国の首脳の多くが日本から経済的な協力を得るために、葬儀の前後に日本の首脳と会談する弔問外交をなかで、ブータン国王はこした弔問外交を行わず、大喪の礼に出席して帰国した。新聞記者の質問に、国王は「日本国天皇への弔意を示しに来たのであって、日本に金を無心しに来たのではありません」と答え、その年1ヶ月間も喪に服したという。

 そうしたブータンの国名に、中国語は「不丹budan)」という、なんとも失礼な漢字を当てているが、国連にクレームして「仏丹(budan)」と改称すべきである。 
 
中国とは北部国境で接しているため国境策定にあたって対立があり、1998年に合意に至ったが、2006年にブータン領域内に中国が道路建設を行い、国境線が大幅に変更されて九州よりやや小さい国となっている。中国および民間人の越境行為が行われたことから、ブータン政府が抗議を行い協定の順守を求め折衝しているが、なにせ兵力1万人の小国なのでどうなることか。
 ブータンは
国土の70%が森林に覆われてたヒマラヤ山脈の秘境であり、地球温暖化のため毎年0.1度ずつ気温が上昇しており、このままでは20数年後にはヒマラヤ氷河の融解が心配されています。もし、溶けた氷河があふれ出すようなことにでもなれば、南北の標高差が7000メートルもあるから、怒濤の土石流が森林をなぎ倒し、国家壊滅の危険性が憂慮されています。
 ブータンの信仰や芸術や文学は、山や森林そのものから生まれたものであり、氷河の融解による森林破壊は、ブータン国民の魂の崩壊を意味します。 
 この桃源郷のシャングリラ王国を、環境破壊と中国の越境から見守って行かねばならない。

春の雪

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 根雪の上に春の雪がふり積もる。
 今年1月のニューヨークは記録的な大雪、実によく降った。2月中旬になってやっと庭の根雪が溶けはじめ芝地が顕われてきたら、今朝の雪でまたあたり一面が雪景色になってしまった。春の日差しを受けて樹氷が美しく映える。
 毎年のことなのだが、こうして毎日2ヶ月間も根雪を見続けていると、除雪車で道端に小山のようにうず高く積もった雪は、このまま永遠に溶けないのではないかと思ってしまう。
 そう思う割には、根雪が消えれば、雪などすっかり忘れて、春の花を楽しんでいる。厳しい冬の年はなおさら春が待ち遠しい。

 習性とはおかしなもので、常識から考えてわかる事でも、異常が常態化してくると錯覚を覚えてしまう。
 日本が土地神話バブルに酔いしれている時、多くの人がこのバブルは永遠に続くものと錯覚した。私はアメリカから岡目八目的に見ていて、こんな異常が長く続くわけがないと羨望をもって静観していたが、果せるかなバブルがはじけて失われた20年に入って行った。アメリカの金融バブルも同じことで、常識では考えられない異常の膨らみはリーマン・ショックで脆くもはじけた。おそらく失われた20年になるかと思う。
 いま中国で10%の高度成長が続き、不動産バブルになっているが、常識的に見て明らかにバブルなのだが、やはり多くの人がこの状態がいつまでも続くものと思い込んでいる。
 しかし、世の中はじけぬバブルなどないので、やがてはじける。今の中国はバブルがはじけてもそのショックを吸収するだけの体力をもっているが、はじけた時の衝撃対策が必要になってきている。

 時に童謡も空恐ろしい、、、
    シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ
       屋根まで飛んで こわれて消えた

 中国のバブルはすでに屋根まできているのだが、まだまだ飛ぶと思っているようである。

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