親愛なる中国語

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 16日に3週間の旅行からアメリカへ帰ってきました。
 今回の旅行は実に充実したものでした。ブログに書きたい事がたくさんあり、どこから始めようかと迷っています。
 先ず上海の浦東飛行場で目にした2つの興味深い広告板から入ることにします。

DSCN2434.JPG

DSCN2437.JPG(愛に心がなく友と略されています。心の無い愛なんて。親は見が簡略されています。近くの親を見ないとは味気ない)

 中国語に使われる漢字には、簡体字と繁体字があります。一般に中国では簡体字が使われ、台湾、香港、マカオ、華僑の社会では、繁体字が多く使われています。私たちにとり簡体字はあまりに簡略化されて読めない漢字がたくさんあります。例えば、開=?、節=?、豊=丰、離=离、従=从、買=?、衛=?など。一方、繁体字は日本の旧漢字と同じく字画数ばかり多く難しくて古い感じ(漢字)がします。例えば、豊=豐、来=來、国=國、欧=歐、学=學、関=關などです。

 中国にも象形文字である漢字を、字源から断ち切ってしまう簡体字は、中国文化の衰退を招くと反対している知識人もいます。上海飛行場の広報も脱簡体字の兆しかも知れません。台湾も中国に向かって、もうここらで繁体字に戻したらどうかと主張しています。
 簡体字は中華人民共和国が建国された後、多くの文盲を一掃するために始めた普及運動でして、中国政府が決めた方針ですから、私たちがどうこう言っても始まりません。
 しかし、私のコメントになりますが、簡体字も繁体字も両極端と思います。確かに字源から切り離した簡体字は、記号のようで味気がありません。しかし、繁体字も字画数ばかり多くて複雑です。文化復興といえども、そう何時まで旧漢字に固守する必要もありません。
 そこで私は、中国語に日本の漢字を使用することを主張してきました。日本の漢字は簡体字と繁体字の中間に位地しています。これで十分に間に合い何の不便も感じません。簡体字と繁体字が歩み寄れる妥協的な漢字となっています。
 そんなことでして、私は12年前に日本の漢字を使用した「中国語会話」のテキストを出版しました。日本で初めて試みたテキストになります。世に問いかけたテキストですが、将来、日中の文化交流の通して多くの日本の和漢字が逆流されて、中国語の中へ組み込まれて行くと考えています。 

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このページは、三休が2011年7月20日 02:24に書いた記事です。

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