2011年9月アーカイブ

恐竜バブル

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 「はじけぬバブルはない」これが私の当たり前すぎる定説。
 日本のバブルは1985年のプラザ合意の円高を契機にして始まりました。投機狂乱、土地狂乱の宴に酔いしれた果て、1991年にバブルが崩壊、その衝撃から日本経済は失われた20年となり、いまだ二日酔い的な低迷が続いています。
 アメリカも過去20年にわたり、本来は実体経済の補助的な機能を果たしていた金融機関が、急激にバブル化して実体経済を動かすまでに膨れ上がる構造変化が起こりました。本末転倒のバブル現象です。そして3年前のリーマン・ショックがバブル崩壊の引き金となり、瞬く間に世界経済をのみ込みました。世界経済はそのショックから立ち直れないまま今日まで続いています。
 私たちは過去30年の間に、2つの大きなバブルの崩壊を目撃したことになります。そして、次は中国の不動産バブルの崩壊がつぶやかれています(要注意)。
 そんなことで前々から私の脳内に、ウォールストリートのガキ(餓鬼)どもが、シャボン玉を弄ぶように巨大な恐竜バブルを造り上げて、それが地球に隕石が衝突することで、一瞬のうちに消滅するイメージがありました。童謡にある、「シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ 屋根まで飛んで 壊れて消えた」です。


 先日、本サイトを通して岡本直哲さんと知り合いになり、上に掲載したPOPアート作品を拝見させてもらいました。(私の勝手な解釈を許してもらえば)彼の一枚の作品に私が長きにわたり表現できずに漠然と持ち続けてきたイメージが映し出されていました。まさに私がイメージしていたものはこの絵の如くでした。アーチストは一枚の絵で表現してしまうのですから、
実に羨ましい限りです。なにかの賞を獲られた作品といいますから、あるいはどこかでこの傑作を拝見しているのかも知れない。
 彼は「家でちょっと横になっている時、ふとした瞬間に閃いた」と言ってます。彼の年齢からして日本のバブルが崩壊の時は10歳頃になります。その後2003年からニューヨークで7年半滞在したといいますから、ウォールストリートの金融バブルの真っ只中に5年、バブルがはじけた後の2年半くらい居たことになります。彼はバブルの空気を感性で受け止めていたわけで、いったいどの辺りでこの作品が閃いたのだろうか。アーチストの感性は興味深いものです。

超光速トリノ

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 9月の衝撃的なニュースは、EUの経済危機でも、世界的同時株安でもなく、名古屋大学などの研究グループが発表した、「光より速く飛ぶニュートリノ素粒子が観測された」という報告でした。
 もし、ニュートリノが光の速度より早く飛んでいるという観測結果が正しいとなると、20世紀を支えてきた文明パラダイムが転換されるという期待が膨らんできて、興奮を覚えてしまう。

 
19世紀までの近世・近代文明の思考規範であったユークリッド幾何学、デカルト=ニュートン=ロック型に建設された文明が、20世紀に入って、アインシュタインの「相対性理論」や、ハイゼンベルグの「量子力学」によってゆらぎ、文明のバラダイムの転換となりましたが、これはそれ以来の理論になります。
 アイシュタインの相対性理論では、ものが速く動くほど時間の進み方は遅くなり、光速では進み方はゼロになる。さらに光速を超えると時間の進み方は逆になり時間を遡ってしまう。このような現象はあり得ないとして、「光速を超えるものはない」としました。
 しかし、相対性理論から160年後に、この理論を根底からゆるがす観測結果がでたので、面白いことになってきました。実証には時間がかかると思うが、そろそろ宇宙最速新記録がでてもいい。
 
簡単に説明すると、同じ速度で平行して走っている列車は速度が止まっているように見え、乗客も止まって座っているかのように見えます。そして向こうの列車がスピードを上げると、こちらの列車が過去にバックしているような錯覚を覚える現象です。
 当然この衝撃的な
観測結果に懐疑的な専門家が多いのも事実ですが、いつの世でも真理の発見者は少数なものです。しかし、何度も観測してもそうなるというのですから、論理的な証明が待たれるところです。もし、この観測が正しいとなると原理的に、タイムマシンや異次元空間移動など、これまではサイエンスフィクションでしかなかった奇妙なことが現実に起きている可能性があるいうことになります。あくまでも理論上ですが、宇宙戦艦ヤマトが超光速航法(ワープ)や、ドラえもんの「どこでもドアー」、映画にあります「Back to the future」が実現可能となります。

 私の頭脳は物理科学から遠いところに在りますので、前々から超光速もありでないかとぼんやり考えていました。素粒子「光子」対して「霊子」という発想です。人間のもつ念波(霊子)は、光速よりも速いのではないかと、密かにつぶやいていましたが、もしこの観察結果が正しければ、大声で言えるようになります。そして私の持論でもある、20世紀の科学が理性による物理学を主流としたなら、21世紀の科学は霊性による生命学が主流になり、文明パラダイムが転換してくることにもなってきます。
 ともあれ、コスモスの咲く秋空に、極小の素粒子の内に大きな宇宙の秘密をぞくのも楽しいことです。

コイ模様

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 日本のドラマ史上に残る名作「岸辺のアルバム」や「父の詫び状」などに主演した杉浦直樹さんが逝かれた。俳優史に確かな軌跡を残した79年の人生。心よりご冥福を祈る。
 
最期の言葉は「私の人生、メデタシ、メデタシ」、「皆さんにありがとうと言ってください」だったという。禅の坊さんでもなかなか言えない再期の言葉。実にお見事!最期まで役者を演じ切ったこの爽快さ、本ブログに書き残しておきたい。
 元気な頃は酒豪で知られ、日本酒なら一升は軽く、タバコは両切りピースを楽しんだという。芝居に妥協を許さず、演技に生活臭さが出るのを嫌い、生涯独身を通し(バツイチ)都内の一流ホテル暮らし。晩年はマンションに住み、50歳代の女性(数年前に入籍)が付き添いお世話していたという。
 一芸に秀でた人は、何をやっても秀でるものでして、錦鯉
の飼育と品評は趣味の枠を越えてプロ級だったという。ホテルの部屋も庭の池の泳ぐ自分の錦鯉が見下ろせる11階の1151号(イイコイ室というこだわりぶりだった。彼は生前によく、「コイの模様は人生と同じで、ひとつとして同じ物がない」と話していたという。
いや〜、錦役者、「メデタシ、メデタシ」、「ありがとう」。

80歳の元気

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 海外へ出張する時、ニューヨークJFKエアポートまで長年契約しているリムジン会社の車で送迎してもらっている。ドライバーと車はルティーン制でそのつど代わり、今回は久しぶりに韓国系アメリカ人だった。
 彼にはかれこれ20数年来お世話になっている。
今年80歳になり、正直なところ運転だいじょうぶなのか一抹の不安を覚えるのだが、家からJFKに向かう約1時間の間に、最新の朝鮮半島の動向や経済情勢をレクチャーしてもらい、得難い情報源となっている。
 久しぶりだったので「奥さんお元気ですか」と聞きましたら、「おかげ様で元気ですが、セックスができないので、ここ10年ご無沙汰しています。ですから若い女性のミニスカートを見ると、おかしな気分になります」と、なんの躊躇もなく返してきた。私はこれを聞いたとたん
バックシートに仰け反ってしまった。
 え!
おぃおぃホントかいな。80になっても若い女性のミニスカート見るとおかしな気持になるものなのか。これって笑っていいものか、いけないのか一瞬とまどったが、こらえきれずおお笑いしてしまった。
 いや〜元気なもんですな。これはニンニク効果なのだろうか。やはりこれくらい元気がないと、80まで現役でリムジンの運転手などできないのだろう。80歳になっても枯れることなく、こんな生臭いことが言えるようになりたいものだ。でもネ〜運転中に久米の仙人になって事故でも起さねばよいが、、、


 私も今回の東京出張ではこれまでになく会う人ごとに「元気ですね」と言われた。私はいつもと変らないのに、会う人ごとに「元気ですね」言われると、初めは歳の割に元気というお愛想かと思い、私もいよいよそう言われる歳になってきたのかと軽く受け流していたが、どうもそれだけでないらしい。
 そこでふと気がついたのだが、私はいつもと変らなくも、日本の元気がトータル的に減少してきているために元気そうに見えるのかも知れない。もしそうならこれはよくない社会現象だと思う。
 「私はドジョウ」などと夢のない事を言ってないで、明るく力強い指導者として日本を元気ずけてもらいたいものだ。相田みつおもいいのだが、政治の世界では少々甘いかなと思う。

床屋談義

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DSCN2881.JPG 写真は上海郊外に在る水郷の街「周荘」の床屋さん。40年前の文革時の雰囲気だが、いまだに現存しているのです。

 今回の東京出張は縁あって理美容関連のビジネス書の打ち合わせに同行した。出版社に2日間、計8時間、理美容の業態を聴講したわけだがとても面白かった。
 今の25歳以下の若い男性の多くは美容店へ行き、ヘアーをカットするのでなく、ヘアーのスタイルを求めているという(そういう私もいつしか美容店へ転向組)。ですからもし理容業界が変化しないでこのまま行けば先細りになるので、いかにして理容店を延命させて行くか、生き残りの経営戦略が話題の中心になりました
。この話しは来年1月初旬に本なるので、請ご期待とします。
 打ち合わせの休憩時間に、ドジョウ首相の1000円カットの雑談で盛り上がった。1分100円 X10分でカット終了。この計算で行くと通常の理容店で60分かければ6000円になるのだが、実際のカット料金は3500円と考えれば、1000円は決して安くないという目から鱗のお話し。
 編集スタッフから、自分が1000円カットへ行くことを止めたのは、カットしてもらっている女性理容師に、「将来なんになりたいの」と質問したところ、彼女から「犬のトリミングカット師です」と返事があったからという。さ
しずめお客はお犬様のトリミングの練習頭、これにはおお笑い。私もアメリカで、私のカットが10ドル、犬のカットが25ドルという、我が頭は犬以下なのかと、お犬様に嫉妬を覚えたことがあるので、このスタッフの練習頭を思い浮かべるだけで、可笑しくて吹き出してしまう。
 そういえば、上野駅近くの理容店の看板に、「男は頭」というフレーズがあり、巧いな〜と感心したことがある。ドジョウの頭は1分100円で、10分1000円なのか、、、なんかトジョウ頭を見ると世知辛くなってしまう。
 「男は頭」だ、一国の頭首
なら、泥にもぐることなく、もっと志を高く、、男も政治もスタイルが大切だよ。

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