80歳の元気

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 海外へ出張する時、ニューヨークJFKエアポートまで長年契約しているリムジン会社の車で送迎してもらっている。ドライバーと車はルティーン制でそのつど代わり、今回は久しぶりに韓国系アメリカ人だった。
 彼にはかれこれ20数年来お世話になっている。
今年80歳になり、正直なところ運転だいじょうぶなのか一抹の不安を覚えるのだが、家からJFKに向かう約1時間の間に、最新の朝鮮半島の動向や経済情勢をレクチャーしてもらい、得難い情報源となっている。
 久しぶりだったので「奥さんお元気ですか」と聞きましたら、「おかげ様で元気ですが、セックスができないので、ここ10年ご無沙汰しています。ですから若い女性のミニスカートを見ると、おかしな気分になります」と、なんの躊躇もなく返してきた。私はこれを聞いたとたん
バックシートに仰け反ってしまった。
 え!
おぃおぃホントかいな。80になっても若い女性のミニスカート見るとおかしな気持になるものなのか。これって笑っていいものか、いけないのか一瞬とまどったが、こらえきれずおお笑いしてしまった。
 いや〜元気なもんですな。これはニンニク効果なのだろうか。やはりこれくらい元気がないと、80まで現役でリムジンの運転手などできないのだろう。80歳になっても枯れることなく、こんな生臭いことが言えるようになりたいものだ。でもネ〜運転中に久米の仙人になって事故でも起さねばよいが、、、


 私も今回の東京出張ではこれまでになく会う人ごとに「元気ですね」と言われた。私はいつもと変らないのに、会う人ごとに「元気ですね」言われると、初めは歳の割に元気というお愛想かと思い、私もいよいよそう言われる歳になってきたのかと軽く受け流していたが、どうもそれだけでないらしい。
 そこでふと気がついたのだが、私はいつもと変らなくも、日本の元気がトータル的に減少してきているために元気そうに見えるのかも知れない。もしそうならこれはよくない社会現象だと思う。
 「私はドジョウ」などと夢のない事を言ってないで、明るく力強い指導者として日本を元気ずけてもらいたいものだ。相田みつおもいいのだが、政治の世界では少々甘いかなと思う。

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このページは、三休が2011年9月16日 00:22に書いた記事です。

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