2012年1月アーカイブ

台湾に学べ

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 日本の人は台湾を見る時、ついつい上の目線から見てしまいますが、そろそろ台湾に学ぶ時にきているかと思います。
 台湾は実にいい国になりました(強いて国と書きます)。台湾は九州ほどの面積に、人口2300万人という島国ですが、コンピューターIT産業関連の開発と生産では世界一、アジア一高い101ビルもけして偶然のことでなく、彼らの民度の高さの象徴でもあります。

 彼らは海洋民族として持ち前の楽観と積極さゆえに、日本から良いところを貪欲に学び、悪いところを反面教師にして、良質なメンタリティーを形成しています。現状の日本の低落をみますと、今や日本が台湾を守ってやるではなく、台湾が日本を守ってやるという情況です。少なくても互助にまで成長しています。
 民主政治も二大政党が成長し、1月に行われた民選による大統領選挙でも見事に民主社会のバランスをとっています。多くの人は台湾が中国に飲み込まれることを心配していますが、立場を逆にしてみれば、成長した民主による政治に、独裁中国が怖れおののいているのが現状です。
 国境なき記者団が発表した「世界報道自由度ランキング」によると、中国は世界179カ国のうち174位ですが、台湾は香港の54位より上位の45位で(日本は政府の震災隠蔽報道のため前年度の11位から22位へ後退)になっています。ランキングはその国の自由度と国力を計るひとつの基準でして、国が安定し力があれば情報統制など必要ないわけです。
 さりとて、台湾の人は国や政党に頼ることもなく、あてにもせず、自助努力の自立精神を堅持しています。日本や韓国のように大企業の基にそれぞれの細胞組織が存在するのでなく、それぞれが自立した細胞組織が集合体として企業が成り立っています。これは似ているようで大きな違いがあります。かりに日本や韓国のように、親亀がこけたら子亀もみなこけたとならずに、台湾は親亀がこけても子亀それそれが細胞として生き残り、商機があればまたどこかで集合します。ですから今の様な変化の激しい環境でも柔軟に対応できるわけです。不況になっても細胞組織が生き残れるわけです。それに多くの人が本業のほかに副業をもっていますので、もし本業がこけたとしてもバックアップがありますので完全失業せずに自立できるわけです。

 
このしなやかで強靭な精神は、これからの社会に一番必要になってきます。私が日本は謙虚に台湾から学べという主張は、この精神を指しています。
 さて1月も終り、明日から2月、節分そして立春となります。2月は台湾海峡の向こう岸、アモイから台湾を眺めてきたく思っています。

ほろ臭さ

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照片.jpeg「ほろ苦い」という表現はよく使うが、「ほろ臭い」という表現はあるのだろうか。またして臭豆腐の話しになりますが、これで完結です。
 台湾の臭豆腐も臭さを抑えてはいますが、それでも前歯で噛んだ瞬時に、ほろ臭さが口の中を通して鼻に伝わってきます。なんとも言えないほろ臭さ。「美味い」ではなく「旨い」。
 この臭いが私の脳内の視床下部を刺激して、オキシトシンとかいう癒しのホルモンを分泌させ、幸せにしてくれるのかも知れない。私の遺伝子の記憶からくる刷り込み現象なのかなと思う。多くの中国人が納豆を食べられないのと同じように、こんな臭い物を食べるのは、そうとしか解釈できない。

 春節の元旦から臭い物はどんなものかと思うし、それに正月休みで屋台もやっていないと思ったが、この日しか食べるチャンスがないので強いて行ってみたら、屋台の前に人が並んでいて、12卓のテーブルはすべて埋まっていました。こんなに「ほろ臭さ」に惹かれる同胞がいたとは、嬉しいかぎり。それにしても臭豆腐とはいったいなんなのだろう。
 私は午前11時に一皿、午後6時にまた出かけて行き一皿。そしてその合間に、お正月のお餅(年羹)と、水餃子を20個と酸辣湯。もうこれだけで満足。いまや「食在台湾」だ。


外(と)の国

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 年頭のラスベガスは異常乾燥で、寝ていても喉が乾き2時間ごとに目が覚め、水を補給にたいへんでした。すっかり喉をやられてしまい、ここは砂漠なのだと再認識。
 ホテルのベットの上に「バスタオルを水に浸けないでください」と、おかしな注意書きが置いてあり、なんのことなのかわからなかったが、異常乾燥のため多くの泊まり客が、バスタオルを水にぬらして部屋に掛けて置くのだろうと理解した。乾燥対策の知恵、何事も経験、今回は遠慮してしまったが、次回からは実行したく思っている。
 毎年、利用しているコンチネンタル航空が、ユナイテッド航空に合併され、年頭からユナイテッド航空に乗り換えて初飛行。航空会社も大きくならなければ生き残れないし、大きくなれば、大きくなり過ぎてしまい、会社更生法の繰り返し、これがアメリカ式経営なのかと思う。
 全米NO1となったユナイテッド航空はこれでシカゴ空港、ダタス空港、ユーヨーク空港のハブを獲得し世界制覇に向かう。そんなユナイテッドの今年の広報フレーズは鼻息が荒い;
 
The word "foreign
" is losing its meaning.
 Over 370 destinations throughout the world.

「『外国』という単語は意味を失いつつある。370余りの目的地が国境を越えて『世界』になっている」と、「世界は一家なのだ」とでも言いたいのだろう。
 確かに「外国」という言葉が、だんだん意味をなさなくなっているのも事実でして、 私にとってもアメリカ、台湾、中国、
EU、南米、いずれも「外国」という意識が薄れてきています。旅行カバンを持って家を出れば、そこは「外国」でなく「世界」です。
 そんなことで明日から台湾へ向い、旧暦のお正月を楽しんできます。今年も飛びます。

年賀状

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 今日からラスベガスの展示会(CES)へ出発。今年の仕事が本格的に始まります。
 今年も年賀状がeメールに取って代わられ、年々少なくなってきていますが、それでも律儀に毎年くださる鍼灸師がいます。この人は世界各地を放浪したあげくに鍼灸師の資格をとり、東京の小金井市で鍼灸医院を開業しています。私とは数十年前に放浪先で巡り逢い、いわば寅さん同士のご縁となっています。彼は放浪先で強盗に合い、身ぐるみ全部を盗られ素っ裸で街中を歩いたという国際通です。とにかく一言居士でして鍼灸師の仲間から、「お前は鍼先で治すのなく口先で治す」と、言われているようです。それくらいですから、毎年いただく年賀状の文面がおもしろいので楽しみにしています。年賀状は年頭のメッセージですから義理年賀でなく、このような一言居士でありたいものです。
 今年は「謹賀新年」に代えて「笑門来福」となっています。(若干修正を加えて)借用しますと;
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 笑門来福
 我々のご先祖様には、今の頬から首のあたりにかけてエラがありました。エラという字は、魚偏に思う「鰓」と書きます。ご先祖様は海から陸へ上がろうか、どうしようかと、水辺で長い間思案しました。そしてついに陸の活き方を選びました。きっと歌を唄い、笑ってみたかったのかも知れません。
 エラというのは内蔵と密接に関連し、エラの働きが軽快で律動的なとき内蔵はよい仕事をします。エラが不要になった我々はその一部を表情筋に進化させました。ですから表情筋が活発に動くと内蔵も活発になります。活き活きした表情が、五臓六腑を柔らかく温かで、よどみのないものにしてくれます。心と五臓六腑は神経経路でつながっています。文明にしおれた2011年でしたが、歌いほころび麗らかな新春となりますよう、お祈り申し上げます。
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 笑いと健康。表情筋と内蔵をつなげてしまうところはさすが鍼灸師です。筋肉は
骨と骨をつないでいますが、表情筋は骨と皮膚につながっているため細かな表情を作り出すことができます。今年も笑って活き活きと表情筋を使い、よい年にして行きましょう。
 それでは笑いながらラスベガスへ出陣してきます。


ライフ、命をつなぐ物語

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IMAG0122_2.jpeg 命名「悠」(はる)

 今年はいまひとつ心の晴れない、後ろ向きで新年を迎えていたところに、それを前向きにしてくれる嬉しいニュースが、元旦に飛び込んで来ました。
 このサイトを制作してくれている若夫婦から、元旦の午前1時40分頃に、道産子が誕生したという快挙です。2週間ほど早い出産でしたが新年のおめでたでした。
 この夫婦は、東日本大震災で多くの犠牲者を目の当りにして、2番目の子供を産もうと決意したのですからすごいことです。

 東日本大震災以後、東北では結婚したい若者が20% UP、婚約指輪の売り上げが40% UPしたとのことです。大震災であれだけ大きな衝撃を受けますと、命の尊厳、絆、大切な同伴を求める心理現象はよくわかります。私の身近にも長年交際していた仙台のカップルが、いま一歩踏み切れずにいましたが、震災を期に結婚しました。こうした心理現象をさらに深層まで掘り下げますと、女性と言うより、「女(メス)」の強さが潜んでいるように思います。一気にあれだけ多くの犠牲者を目撃すると、女は無意識のうちにも本能的に子供を産んで種を守ろうとするのではないかと思います。戦後の団塊の世代も、民族の滅亡の危機から産み出されたものなのかも知れません。「女、汝は強し」です。今回も大震災後にベビーブームなるかと思います。この赤ちゃんの誕生は、その第一報になりました。おめでとう!
 さらに補充しますと、このご夫婦と2歳児の家族は、千葉県柏市に住んでいましたが、子供が外でマスクをして遊んだり、砂遊びができない不都合な生活から
「当たり前の生活」を求めて札幌に移り住みました。主人は安定した職を辞し、先行きがわからぬまま「当たり前の生活」を求めて、大きな変化を決めたわけです。この決断に親族は賛否両論で、いろいろなことを言われたようですが、札幌からの便りでは、私たちの決断は、必ず良い結果を生むと確信しているので、いろいろ言われても心は揺れません。人間、考え方ひとつで何とでもなるんですね。今では、娘が気持ちよく、思いっきり砂場で遊んで、笑顔でいっぱいになることを期待しています」、という勇気ある決断でした。私はこの若夫婦の行動を誇りに思っています。
 http://www.tempu-online.com/imadekirukoto/
 この夫婦に龍年の元旦、お子様が授かったというのですから、飛び上がらんばかりの嬉しい、励ましのニュースでした。
 復興の兆しです。おめでとう!!

燃えよドラゴン

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 雷龍の国からブータン国王が、東日本大震災の被災地へ?お見舞いに訪れました。相馬市の小学生に龍をみた事が?あるかと尋ね、「龍は一人ひとりの心のなかにいます。?その龍を大切に育ってください」と、話して行かれました。? 
 龍の年に先駆けて示唆的なメッセージでした。? 
 2011年に起きた出来事は、私たちの命の尊厳にまで?かかわる事件の連続でした。そして、私たちのなかに棲む?龍の逆鱗に触れた年となってしまいました。?
 
さて、今年は謹賀をお預けして、心の復興、命の尊厳に?目醒めた龍が、天に向かいふるい「辰」年となります。? 
 2012年、いま、この時、ここで、龍とならずして、?いつ龍になるというのだ。? 
 燃えよドラゴン!
?                                               2012年、元旦

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