百万本のバラ

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IMG_0265.jpeg 無知というのはたわいの無いものだと、ブダペストから戻った今でも小魚の骨が喉にひっかかっている気分なので、それを晴らすためにもやはりブログに書いておく事にした。
 ブダペストのハンガリー料理レストランでは、どこでも生演奏やっています。さすが音楽を愛する国柄です。
 上の写真ある歴史100年のレストランで夕食をとっていると、聞き覚えのある曲が流れてきた。しばらく聞きながら加藤登紀子の「百万本のバラ」だと思い出した。私たちが食事をしているので、この曲を演奏してくれたのかと思い、その心憎い気配りにチップを渡して来た。ホテルに戻りそれでもと思いグーグルで調べてみたら、ご本家はラトビアの原曲をロシア語した歌謡曲で、「百万本のバラ」は日本版であった。
 他のレストランでは「荒城の月」の演奏が流れてきて、今度こそ私のために演奏してくれたものと胸を張って聞き、チップを弾んできた。しかし、なんだか気になりだしグーグルでサーチしたら、これも東欧の曲を、滝廉太郎が借用作曲したようでした。でなければあれほど同じメロディーになるわけがない。まぁいい曲はいい曲であるが、これには少々いじけてしまった。
 最後の晩のレストランでは、「さくらさくら」を演奏してくれたが、すっかり自信を失ってしまい、「さくら!お前もかい!」という気になりチップを置かずにお店を後にした。ホテルに戻り、まさかと思いながら怖々とグーグルしてみると、今度こそ私への気配りであった。せっかく演奏してくれた3名のミュージシャンの心配りに何の応答もせず、すまないことをしてしまった。
 さくらにはトゲがなくてよかった、、、

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このページは、三休が2012年6月13日 04:09に書いた記事です。

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