雲南過橋米線

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20120707200527140381036.jpeg 今朝は零下9度の凍てつく中を出勤。今週はすごい冷え込み予報で、いよいよ冬将軍の到来!!
 湿度のある寒さは身にこたえるが、乾燥した寒さはグッと肌が引き締まって気持のいいものです。
 こう寒いと熱いラーメンをすすりたくなりますので、今日は中華料理としてはマイナーな田舎料理なのですが、「雲南過橋米線」を紹介して心を暖めたい。
 ラスベガスの中華街のはずれに雲南料理の「雲南過橋園」が在り、食通の仲間内ではちょっとした穴場になっています。誇大広告なのか知れませんが、店頭に「アメリカTOP100指定店」とあります。
 私はここ数年ラスベガスに着いた初日と最後の夕食は、ここでの食事が恒例になっています(惜しむらくはビールだけでお酒を置いていないこと)。
 雲南料理は四川に近いこともあり唐辛子や香辛料を多用した料理になり、時には四川料理の下に組み込まれています。
 まず小皿に乗った前菜が珍味です。それからなん皿かの料理をつまみながら、雲南の名産「過橋米線」を食べるのが、お決まりコースになっています。

 米麺は文字通り米からできた麺で、コシがない生の麺で、上記の写真のように鳥と豚骨のダシと雲南特産の漢方薬を調味料にした熱々のスープが入ったどんぶりと、生の具をテーブルに持ってきて、お客の目の前でスープのどんぶりの中に麺と具を入れて出来上がりです。不思議とこの料理には香辛料を使わずさっぱり味になっています。
 この麺の由来ですが、妻が橋を越えて夫の所に食事を持って行く時に、夫に熱い湯麺を食べさせたくて、スープの上辺に浮く鶏油が保温となることに気がつき、熱いスープと麺と具を別の皿にして持って行き、夫の前で湯麺にして食べさせたことに始まるされています。そんなけなげな妻を思い浮かべながら食べるためか、心まで暖まってきます。
IMG_0087.jpeg      (店内に飾ってある雲南省の少数民族の刺繍画)

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このページは、三休が2013年1月24日 05:27に書いた記事です。

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