2013年6月アーカイブ

ダル vs 黒田&イチロー

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IMG_0062.jpeg 私は普段テレビを見ないのですが、昨晩はニューヨーク・ヤンキース vs テキサス・レンジャーズ戦を楽しみました。今シーズンともに7勝どうしの黒田とダルビッシュ投手がそろって先発し、イチロー外野手がライト2番というゲームでした。こんなプレイ・カードが出揃うこともやたらとないので、見ないわけに行きません。
 黒田は6回まで99球を投げ、2本塁打を含む5安打3失点、ダルは5回まで110球を投げ、3本塁打あび7安打3失点、ともに勝敗がつかない気持のよい投手戦となり、勝敗がつかないままスタンドから健闘の拍手を送られての降板でした。「これでいいのだ」と、7回表でテレビを消して気持よくベットに入りました。
 それでも結果がどうなったか少し気になり再度テレビをつけますと、9回の裏3対3のままツーアウト、打席がイチローという場面でした。ここでイチローが何かやってくれるのではと期待して見ていましたら、やってくれました!
 ツーストライクと追い込まれながら、右腕シェパーズ投手の4球目、156キロの速球を、ライトスタンドに運んでサヨナラ・ホームラン!

 今シーズン4号、メジャー・リーグで2度目のサヨナラ・ホームランを放った瞬間を、リアル・タイムで見て思わずWOW喝采。
 イチローも、「めっさ気持ちよかったです。目をつぶって打ってないが、そういう感じに近い。もう来た球を思いきり振った」と、技師極地のコメントしていました。
 日本を代表するエースが投げ合い、最後はイチローで締めるという、快心の試合だった。昨晩はニューヨークに住んで、ローカルの実況中継で観戦できる醍醐味を味わいました。

富士山世界財産

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20130622-00000001-maiph-000-view.jpg 富士山が世界遺産に登録されました。とても喜ばしいことです。
でも、富士山は世界「遺産」でなく、脈々と活きている「財産」です。

 上の写真は
河口湖に映る富士、世界遺産登録日2013年6月22日午前4時46分に久保玲氏の撮影、記念の保存版にして借用させてもらいましたm(_ _)m
 次なる朗報待ちは、9月の東京五輪の招致決定となります。7月が大詰めの前哨戦となり、いよいよ期待が膨らみ緊張感が増してきました。先日、渋谷駅にグランド・オープンした「ヒカリエ(光へ)」に行ってきましたが、東口につながる通路に五輪招致の旗が並んで掛けてあり、「今、ニッポンには、この夢の力が必要だ」とありました。
 今の日本にこの夢の力だけが必要なわけでありませんが、実現してほしいものです。こうした五輪招致の旗を、数年前からマドリード、イスタンブールの街角でも見かけました。どの国が夢の旗を高々と掲げることができるのだろうか。
 それにしても渋谷駅の変貌には驚きました。いったいどこに居るのかわからずナビが必要になります。ハチ公も目を回していることだろう。
photo.JPG さて、さて、最後におらが町の「富岡製糸」の世界遺産候補ですが、どうなることか。富士、富岡で「富富」と行けばよいのですが、なにせ町をあげて全ての夢がここに集中していて、「いざ鎌倉」の様に落選したらどうなることかと心配になってきます。さびれたシャッター通りのここにこそ「今、トミオカには、この夢の力が必要」なのですが、衝撃を予防するために、先ず日本文化遺産に指定しておけばよいと思うのだが、、、

カルテット、人生のオペラ

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161243_1.jpg 5月からJALの国際便ビジネスクラスの内装が一新しまして、快適さとプライバシーを重視してかキューブの様な座席になりました。フラットにして寝られるのは良いのですが、狭苦しい四角いボードに囲まれて、外も見えなければ、隣の人も見えずに13時間余も閉じ込められると、いささか息苦しくなってきて気持のいいものでありません。
 ただモニターの画面が大きくなり、映画を楽しみにしている私には嬉しい改善でした。今回も「ジャックと天空の巨人」、新「ダイハード」や名作「フォーレスト・ガンフ」等、往復で8本も見てしまいました。
 中でも最も泣けて楽しめた映画は、ダスティン・ホフマンが75歳にして初めて監督した「カルテット、人生のオペラハウス」でした。日本で4月に封切りになった映画でして、英国のオペラ史に名を残し過去の栄光の舞台から引退した音楽家たちが集まる老人ホームでの物語です。老人ホームでかつてカルテットを組んだ四大歌手が再会を果たし、ドタバタ劇を繰り返しながらも老人ホームの経営を建て直すために再度共演するまでのお話しです。
 さすがダスティン・ホフマンの呼びかけでして、英国を代表するアカデミー受賞の名俳優陣と、音楽史に輝く名ミュージシャンたちによる超豪華キャストの競演というたいへん贅沢な映画でした。

 自分たちの時代は終わったが音楽は活きている、「弱虫だけが老いることを恐がる」。過去の栄光にいつまでも引きずらず老いを受け入れ、たとえひび割れた高音でもありのまま今の音声で歌を楽しもう、まだやれる、人生のクライマックスはこれからだ、「もう一度唄わせて」という老人パワーの映画でした。

 奇しくもこの7月、ニューヨークを中心に世界中で演奏活動をして、世界の冠たる巨匠となった、弦楽四重奏「東京クヮルテット」の老サムライたちが、長い演奏の日々を終えて幕を閉じるといいます。なぜだか二つの物語が八重奏になって響振してくる錯覚を覚えてしまった。

 花は華やかに咲くだけが最終の到達点でなく、咲いた後に「しほれ」ゆき、実となり地に落ちてまた芽生えることで、花の究極の美が永遠の流れとして受け継がれて行きます。花は優雅で美しいですが、去来の花として「しほれ」もまた美しいものとしたいものです(風姿花伝)。

 人生もまたしかり、「弱虫だけがしほれることを恐れる」というメッセージでして、熟年層にお薦め映画となっていました。

スカイツリー

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12.jpeg 出張最終日のイベントは押上一丁目上がり、スカイツリーの天望回廊でのランチでした。「展望」でなく「天望」としたところが、江戸町人の粋というものす。
 私はスカイツリーが完成する一年前頃から段々にそびえ建つタワーをホテルの窓辺越しに遠望してきました。日本がデフレ景気で元気がなく政治が低迷し、東北大地震で心が落ち込む冬の中、雪割草のごとく建ち上がるスカイツリーに日本再生の光を見てきました。
 昨年10月に下まで行きましたが、昇るのに4時間待ちということでしたので、スカイツリーは遠くから眺めるもと決めていました。それが持つべきものは友でして、下町の匠技で並ばずにして天望デッキまで行けて、634(ムサシ)スカイレストランで新日本料理をいただけるという信じられないお誘いを受け、雨天決行で快諾しました。
 「634」の名は、世界一のタワーの高さから来ています。料理は東京に集まるさまざまな伝統食材で調理し、ワインも国産とこだわっていました。タワーの内装も江戸文化にこだわり下町の伝統素材で表現した「江戸切子」や「組子細工」模様で装飾され、タワーのカラーも日本の伝統色である最も薄い藍染め「藍白」色をベースにし、夜のライトアップは「江戸紫」と、細部にわたり緻密にデザインされています。
 天望シャトル・エレベーターは、分速600メートルで天望デッキまで50秒の速さでお客を運びながらも不快な体感を感じさせません。
 江戸文化の匠と最先端技術を融合させたタワーは、世界一の高さを誇るだけでなく、質の深さにおいても世界に誇れる、日本の文化を結晶させた傑作となっていました。
 
さらに極めつけは「634」の男性トイレでした。天空から遥か下界に向けて解き放す瞬間に、壮快な男子の本懐を感じさせてくれます。
 天空の巨人になれるこのトイレだけでもお薦めです。

IMG_1126.jpeg 天空の巨人は地上に降りて、さっそく「江戸切子」のグラスにウイスキーを注いでスカイ割りして飲んでいます。

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お伊勢さん

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IMG_1103.jpeg 今年は伊勢神宮が二十年に一度の「式年遷宮(しきねんせんぐう)」の大祭ですので参拝に行ってきました。第62回の遷宮となり千三百年という世界史に例(霊)をみないものとなっています。
 時の流れは速いもので、前回の遷宮の年に参拝したのがほんの数年前の記憶になっています。前々回の時の記憶は五十鈴川だけとなっています。20歳の時に伊勢御神田の稲刈りのご奉仕をした時、稲穂に神々しさを感じてから参拝を続けています。
 遷宮の奉賛でいつもの受付カウンターで記帳したく思いましたが、混み合っていたので隣のカウンターで受付をしましたら、前回と様子が違い記帳用紙の上に、家内安全、商売繁盛、交通安全、無病息災等々、願い事が十数項目も並んでいて一項目に○を付けなさいとのことでした。私は奉賛でしてお金で念願を買う気などないので受付の前で躊躇てましたら、一つ選ぶように催促され後から2番目にあった「心願成就」に○を付けますと「あちらの控え室でお待ちください」と案内されました。この時点で受付を間違えて「奉賛」でなく「奉賽」だったことに気がつきました。
 私は10年計画をご報告しに来たので、神様にお願いしにきたわけでありません。神様もお忙しいですから、自分の心願くらいは神に頼らなくても自助努力してゆく所存でしたが、神事のゆえにお断りできませんでした。
 まもなくして御殿に30名ほどの人たちと一緒に案内され御神楽の儀になりました。神殿の両脇に、笛、ひちりき、笏拍子の雅楽人と巫女たちが座して並び、舞楽の奉奏とともに巫女たちが五色絹を飾った榊を持ち「倭舞」と「人長舞」を舞い、とても荘厳な儀式でした。
 宮司に私の姓名と「心願成就」のお祈りをあげてもらっている最中に「十年計画など小さい、小さい事よ。二十年実践して、またここに来なさい」と、叱られている気持になっていました。さらに有り難いことに20年後にここで参拝している自分の姿が視覚化されて、時空が視野に入ってきました。
 そして、たとえもし私がその途上で散華したとしても「後ニ続ク者在ルヲ信ジ」ればそれでよいわけでして、それが千三百年の生命を受け継ぐ「永遠の今」という事だと啓示されました。
 神前で心を新たにし20年の歩を始める事にしました。 再拝。


IMG_1085.jpeg           お伊勢さん休憩所、、ぁそれ〜シェ〜

まぼろしの満州

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IMG_1000.jpeg 今回、私の中国東北の旅行目的は極めて単純でした。昨年12月に開通した「哈大高速鉄道」に試乗して、車窓から「まぼろしの満州」の風景を見ながらハルピンまで北上し、ロシアのアムール川(黒龍江)へ流れる松花江を眺めたいというものでした。
IMG_0897.jpeg この「哈大高鉄」新幹線は、遼寧省大連から瀋陽(奉天)、吉林省長春(新京)を経て黒竜江省ハルピンの東北三省を、南北全長921キロ縦断しています。世界初の高冷地を縦断する高速鉄道で、零下40度から40度まで耐え得るように設計され、冬季は時速200キロ、夏季が300キロで走り、4時間20分ほどで大連からハルピンを結んでいます(設計ベース最高時速350キロ)。
 高速鉄道の建設にまつわり、鉄道省の巨額な汚職、賄賂、膨大な累積赤字、手抜き工事、日本新幹線のパクリ、安全性、脱線事故等いろいろ問題が列挙されていますが、結果として短期間に全国土に新幹線網を張り巡らせたことは、市場経済開放30年間の成果を象徴するものとして素直に評価したいものです。
IMG_0942.jpeg おかげで私もわずか3日間で、学生時代から夢馳せてきた「まぼろしの満州」の地、大連、瀋陽、長春、ハルピンの東北四大都市を旅する事ができました。私も時が時なら満州に渡っていたかと思う。五族共和の満州王国の楽土を失ったことは実に惜しい思いがする。
 大連はすでに日本統治時代の面影が風化し、街中に路面電車だけが、かっての日本人居住区、大和ホテルや横浜正金銀行の通りを走っていました。

IMG_0876.jpeg 新幹線で大連の郊外にさしかかるとアカシアの花が散らずに咲いていました。車窓の風景は延々と大気汚染された重い曇り空と広大な大地が続き、人民公社風な村々と畑の中に死者を埋葬した土盛りが散見されました。満州では死者を天でなく地に還えす大地母神信仰の名残で、満州に渡った多くの日本人もこうして大地に埋葬されたのだと思う。

IMG_0914.jpeg  黒龍省に入りハルピンに近づくにつれ、雲が切れて青空がひろがり、ここまで来ると青天が残っていました。ハルピンは満州語で白鳥の意味ですが、目抜き通りの中央街を散策すると白鳥のような美人がたくさん飛んでいたのは嬉しい驚きでした。切れ長な目をして京劇から飛び出てきたようだった。女真満州族の血を引くのだと思う。好奇心に都市別ランキングを調べたら、これまで大連がNo.1でモデルと女優を量産していましたが、今年からハルピンがNO.1の美人都市となっていました。 
 どうやら今回は美人都市から美人都市への旅でもあったようです。


IMG_0988.jpeg       街中の温度計は零下40度から40度となっていました。


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