2013年8月アーカイブ

Fall in Love (白秋)

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IMG_0399.jpeg 初秋の候、街路樹の乳白色の花が生い茂って咲き、道行く人の目を引きつけています。今年は日差しが強かったためか、例年になく木全体を覆うように咲いています。
 陽当たりのいい街路地に、夏の暑い盛に花を開花させて初秋まで咲き続け、歩道に
落ちた花びらは白い絨毯を敷いたかの様に、季節の変わりめの風景を楽しませてくれています。
 これまでアカシアと思っていましたが、小枝に刺がないので調べましたら、マメ科の落葉高木「ニセアカシア」という不名誉な名前の木でした。(ニセとは中国らしいですが)中国北部の原産で、周の時代に宮廷の庭に植えられ、学問と権威の象徴として官の最高位である「槐」と称されていました。
 日本へ仏教伝来の頃に渡来し、名は「エンジュ(えにす)」「槐(かい)」と称し、英語名は「ジャパニーズ・パゴタ・ツリー」となっていました。日本のお寺によく植えられたことに由来したようで、かっては花を愛でるだけでなく、煎じて生薬にしたり、食材や木材としても使われたといいます。
 察するに日系移民一世のなかに庭師(ガーディナー)になった人たちが多く、彼らがアメリカに持ち込んだのではないかと思います。こんな所にも日本の文化力が潜んでいました。これまで知らなかった事とはいえ、仏塔の木「ジャパニーズ・パゴダ・ツリー」の下を、毎日通勤していたかと思うと、なぜか心が暖まります。秋空に"Fall in Love"でしてもっと早くに気がつけばよかったです。
 一方、東京スカイツリーは、今日から2020年の五輪招致の願いを込め、ツリー全体が金色に輝き、最上部の展望台が日の丸をイメージして赤く光るとのことです。私も東京でライトアップしたスカイツリーを眺め、7日には五輪決定のよろこびを共有できるかも知れない。
 ガンバレ・ニッポン! ガンバレ9月!よい月にして行きましょう。

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永遠の0

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41kh+m7viwL._SL500_AA300_.jpg 「海賊とよばれた男」を読破した勢いで、そのまま「永遠の0」も読んでしまった。580ページの分厚い文庫本の一気読みはさすがにきつく、もう目がしょぼしょぼですが、心はなんとも清々しい。
 終戦から68年、昭和も遠くなり逝くで、こうして歴史本になって行くのかと、読んでいて感慨深いものがあった。司馬遼太郎氏はまだ評価定まらずと、戦後の歴史小説を書きませんでしたが、いよいよ戦後を書く作家の登場です。
百田尚樹氏はいい感じですね。
 特攻隊は日本精神が生み得た、最も哀しい、最も美しい昇華でした。彼らは民族、家族、愛する人たちを守るために、「後ニ続ク者在ルヲ信ジ」て散華して逝きました。しかし、戦後の日本はその裏切りから出発しました。そして裏切りという原罪意識を隠すために、常に戦後の日本を否定し続けきましたが、やっとこうした原罪意識を越えた歴史小説が出て来たことを、心から歓迎したい。
 この分厚いドキュメンタリー小説が200万部を突破というのだからたいしたものです。いったいどの年代層の誰が読んでいるのだろうか、日本もなかなか捨てたもんでありません。こういう読者らが日本を支えている底力なのだと思う。
 今年12月に、岡田准一、三浦春馬、井上真央等のキャスティングで映画化されるというが、どんな作品になるのだろうか。いまから楽しみにしたい。

見ろよ青い空〜白い雲〜♪

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IMG_0404.jpeg 夏時間は8時半頃まで明るいので、6時に夕食を終えてから近くの公園へ散歩に出かけています。一周約3200メートルを、45分をかけての散歩となります。小学生がクレヨンで絵に描いたかのように、空は青、雲は白、樹は緑、この豊かさに散歩していて幸せを感じてしまう。
 最近この青空を中国の友人にも、「これが空だよ」と見させてあげたく思うようになりました。
中国の洛陽空港を離陸した飛行機が雲上に出た瞬間、乗客が一斉に「お〜!太陽が見える」と歓声を上げたことがニュースになっていました。都市部はそれほどに濃霧汚染と雲におおわれていて太陽をみることが少なくなっています。どんなに国が栄えても青空と太陽が見えず、環境汚染で人が住めない都市など、なんぼのものか。今、中国では富裕層が大金をもって国外脱出が続いているが、もし私が中国に住んでいて子供がいたら、子供の健康のためにも海外に住ませると思う。指導者が「中国の夢」を語るのなら、まず青空を取り戻すことから始めてもらいたいものです。かつて「北京の秋空」は、世界的にも有名でした。
 私が中国に青空がないとよくつぶやくものですから、昨日、家の婿殿(たぶん)が、中国新疆ウイグル自治区と中央アジアのガサフスタンの国境に位置するムスタダアタ山(7546m)に登頂し、そこからスキーをして帰ってきて、「中国にも青空があります」と、アタ山とカラクリ湖の写真を送ってくれました。中国よ、ウイグル族を弾圧するだけでなくこの青空を大切にして行こう。
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海賊とよばれた男

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17.jpeg 今年の5月、安倍首相がロシアと中東訪問を終え、専用機で羽田空港に着陸し、駆けつけた取材記者に見せるかのようなしぐさで一冊の本を手にしてタラップを降りてきました。当然なんの本かがニュースになるのを折り込みずみで、これは首相から国民に向けてのお薦め本という無言のメッセージだったかと思います。
 この本のタイトルが「海賊とよばれた男」で、出光興産の創業者をモデルにしたドキュメント歴史小説でした。出版社もすかさず本の横帶に「安倍首相も愛読」と書き、たちまちベストセラーになりました。著者はいま絶高調の百田尚樹氏で、私もついに私より若い
から歴史を習うという、少しトホホで抵抗があったのですが、首相のお薦め本を読む事にしました。
 物語は出光創業者の破天荒な悪戦苦闘の生涯と、石油の一滴は民族の血の一滴にまつわる壮絶な石油興亡史の二本立てで展開して行くのですが、私は一章を読んで涙し、また一章を読んで涙、一章ごとに涙々で、最後まで涙でした。
 こんなに気持よく泣けた本もめずらしい。さすが「出光」でして名前の如く光り輝いていました。私も経営者として、至誠、鬼才、信念、士気、スケールにおける雲泥の差に、ただただ圧倒されるばかりでした。あまりのレベルの違いに、己が恥ずかしくなるほど恐縮し、なんと小さな経営者だったかを思い知らされました。爪の垢さえ煎じられません。世の中にはドすごい人が居られるものです。
 どうやら安倍首相のメッセージは、「戦後レジーム体制の中で、日本の底力を信じて、希望を持って毅然として経済復興に立ち上がった立派な日本人がいた。私たちも第三の矢『成長戦略』を、頑張ってやろうでないか!」と、いうことらしい。
 首相もなかなか憎い大根芝居をやるものです(ー。ー)

8月15日

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 今年もまた8月15日の靖国参拝にまつわる鬱陶しい日がやってきました。
 国のために尊い命を犠牲にされた御霊に対し、感謝の気持ちと尊崇の念ので、静かに参拝すればいい事なのに、なんでこんな罰当たりな騒ぎをするのか、「感謝の念を忘れた民族に未来はない」。
 韓国の甘えた幼児的な反日病はいよいよ危篤症状を呈してきている。反日をすることで北朝鮮の危機から目をそらしているのだろうが、このスリかえ病理現象に医者もそろそろ匙をなげだす頃になっている。
 私、1968年20歳の時に日本チームの団長として、韓国ユネスコ主催で禿げ山に樹を植えるボランティア活動に参加したことがありました。キャンプには、アメリカ、メキシコ、台湾、韓国ユネスコの団体が参加し、昼間は植樹活動、夜は各国による演芸発表会がありました。
 我々のジャパン・ナイトの時に、一人の女性団員が韓国の民族衣装のチョゴリを着てアリランの民謡を韓国語で歌いました。翌朝になり私が韓国の執行部に呼び出され、「日本人が我々のチョゴリを着て、植民地時代の怨歌であるアリランを歌うとは、どういうことか」と、説明を求められました。私は受け取り方がこうも違うのかと唖然とし「彼女には悪気はないが、気障りになったのなら申し訳ない」と応答すると、さらに戦後の日本の繁栄は朝鮮戦争の特需であり、日本が植民地時代になにをやったかと突っ込んできました。
 私はこれはまずいなと思い、彼らの主張をさえぎって「あなた方の国を愛する気持ち尊重するが、同時に私らの国を愛する気持ちも尊重してほしい」、「ロシヤが植民地政策を押し進め南下している時に、韓国は内乱でなす術もないから、日本は防衛のためにもやってきた、もしあなた方が南北問題で同じような事を繰り返すのなら、またやってきます」と言いましたら、相手は何て不徳な事を言う奴なのか、こいつと話をしても無駄だという呆れた顔をして黙ってしまった。たぶんユネスコ本部に対し事を荒立てたくなかったのと、或るいは私の背後に特攻隊の影でも見たのかも知れない。

 でも、キャンプが終了しみな涙ながらに分かれ、今でもその時の知人とお付き合いしています。つい先日もソウルの友人から個展の案内状が届きました。ソウルでの個展なのですが、案内状の印刷に日本語で、橋本美代子の俳句、「ひるがえる 蓮の大葉を 飽かず見る」を、モチーフにして描いたとありました。よくこの時期に日本語でと思いましたが、彼は私が行けないのを承知の上で、相変わらずの健在を送ってくれたのだと思います。私も相変わらずの元気を返信しておきました。
 日本も韓国も
大人になろう。ここはお互いに自重すべきところです。
 「真の平和とは理屈を超越して、その心の中に和合の気持ちをもつことである。およそ恨の感情で争うことくらい醜いものもない」(天風訓)

週末の食事

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2.jpeg 月曜日から木曜日までは台湾系アメリカンのハウスキーパーに家庭料理を三食を作ってもらっています。しかも、出てくる料理を見れば曜日がわかるというマンネリ(それでもありがとう)。毎朝エクアドル産のバナナ一本は「朝飯前」のお決まりになっています。
 
かくして金曜から外食となり、週末もほぼ定番コースでして金曜の朝はベーグルとスクランブルエッグ、ベーコンとポテト(上記の写真)。ベーグルはユダヤ人の主食の焼もちパン。この店のベーグルは我が州で2番目に美味いと評判。ランチはペルー料理のスープと鶏肉とユッカ、またはイタリアン・サンドイッチ、夕食はお寿司。
 土曜の朝は、ダイナー・レストランでスパニッシュオムレツか、カナディアンベーコンのエッグベネデクト。ランチは韓国料理かメキシカンタコス、たまにインド料理、夕食は日本料理。
 日曜の朝はパン屋さんで焼きたてのパンと美味しいコーヒー、ランチはベトナム料理の牛肉フォー、夕食は和中華料理のチャンポン。
最近になってはまっているのが台湾名産の緑豆湯でして、懐かしい美味しさに幸せを感じています。まぁ毎週同じでも飽きますので、今週末はトルコ料理と決めています。
 それに週末の食事を挟んで、日系、中国系、韓国系のスーパーマーケットで一週間分の食糧の買い出しとなります。それぞれのスーパーで販売してる食品に得意分野があり必要に応じてハシゴ買いしています。

 こうして見ますと、私も知らぬ間にエスニックな生活をしているわけです。これがアメリカンのライフスタイルなのかと思う。それぞれが料理文化を持ち寄り、美味しければ市民権を得て、口に合わなければで消えて行くというものです。
 多くのアメリカンはキムチを知っていても、韓国が地球上のどこにあるのか知らないし、日本と中国が陸続きでつながっていると思っています。まさかと思うでしょうが、多くの日本人がブルネイやボスニアやコンゴ国がどこにあるか知らないのと同じことです。ずいぶん昔の話しになりますが、私の会社の女性社員が、ボスの母国である日本がどこにあるのか知らなくて、私の逆鱗に触れて解雇されています(ーー#)
 一般のアメリカンはその程度の認識ですから、日韓のローカルな問題を、韓国の恥部を恥とも思わず、わざわざ関係のないアメリカにまで持ち込んで騒ぐのは、実に夜郎自大の極みで、ナンセンスそのものです。グローバルの時代にローカル政治が救い難いほど立ち後れています。
 アメリカに持ち込む物はそんなつまらん物でなく、韓国料理であり、サムソンの商品や、現代の自動車です。そして、もしそれらが普遍的な価値があれば受け入れるし、なければ消えて行く、ただそれだけの事です。アメリカ文化はこうして創造されて行くわけです。

 グローバルの時代は政治ではなく文化力が勝負となります。

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