盛者必衰の世は無常

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 中村天風氏の箴言に、「人を憎んだり恨んだり、或は中傷したりする人は、自分もまた必ず他人からそうされるということを忘れてはならない」とあります。
 昔の諺で「人を呪えば穴二つ」墓穴が二つの共倒れ、今の流行語ではブーメラン現象と言っていますが、己が憎んだり中傷したりした事は、やがて我が身に降りかかって来るというこだま作用です。
 私自身も常に戒めとしている箴言でして、こうした負の感情が湧き上がって来る時は、すぐに相手を祝福してしまうか、無視するか忘れてしまうように努めています。今日はそれをよく承知の上で、政界におけるこの世は無常の盛者必衰を書いてみたく思います。国民の為を思う気持ちより自己を優先させる政治家の末路は、最後に国民から捨てられるというブ--メラン現象です。
 頭数をたよりにした小沢一郎は一人になりました。彼は奥さんからも三下半です。自民党を飛び出した渡辺喜美は落選、首相までやった自己中の権化、菅直人は海江田党首とともに落選、比例復活で最後席を党首と争い蹴落とし475番目の男となり、生き恥をさらしました。私は菅直人や鳩山由起夫の眼を見る度に、団塊世代の恥部を見る思いでたまらなくなってしまう。ごきげんよう、さようならです。
 政治家は選挙に落ちればただの人ではありますが、なんとも美しくない。国民を代表する政治家は、やはり自己の志と信念のもとに王道を歩むべきものと思う。安倍晋三氏は命がけで政治をやっています。これを超える為には命がけでやるしかないが、いま安倍氏の「志」を超える者はいない。だから安倍氏は首相であり、自民が大勝したわけです。
 安倍首相が健闘している間に、志の高い継ぎのよきリーダーを育成するのが国民の仕事になります。リーダーは民度の程度にしか育たぬものですから、今から育成を始めなければと思う昨今です。

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このページは、三休が2014年12月20日 00:52に書いた記事です。

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