デジタル・ライフ

卓上前2.jpg                (アナログの卓上から、、、、)
 1階の本棚の片づけを始めました。中国関連の本が300冊ほどありましたが、数10冊だけ処理した他は資料として残しました。もう中国関係の著書を執筆することもないと思うのだが、未練が断ち切れずに据え置きました。
 実用書は各国の「地球の歩き方」と「旅行ガイドブック」は、すべて捨てました。その他にもインターネットから情報収集できる本は処理しました。と、ここまで整理を進めてきて、ふと小さな悟りのようなものがありました。
 こんまりの「人生がときめく片づけの魔法」の秘密は、アナログ思考からデジタル思考への切り替えでした。アナログのライフスタイルからデジタルなライフスタイルへ切り替えということです。考えれば彼女の年齢は産まれた時から空気のようにデジタル思考を呼吸して育った第一世代です。知りたい情報は本棚からでなくネットからの世代です。
 デジタル思考は「0か1」の回路で成り立っていて、アナログの複雑回路でありません。
その彼女がデジタルな整理思考をもって、これまでのアナログ整理法に向かい「0か1」かで切り込んだわけです。「第三の津波」とでも言えばよいのか、この挑戦はアナログ思考者にとり大きな衝撃になりました。この本が世界で300部突破した所以です。
 ただ彼女の天才性は(おそらく彼女自身そこまで意識していないと思いますが)、「ときめき」の感性の手でモノを触ることで0でなく1を選択し、モノに命の息吹を与えたことです。捨てることは失う(0)でなく、得る(1)ことだという逆転のデジタル発想です。ですから彼女は本のなかで、「本当(デジタル)の人生は、(アナログ思考を)片づけたあとに始まる」と述べています。アナログ世代にとりデジタル世代への架け橋しであり、生き残りの脱皮法でもあります。
 いったい何時頃からデジタル時代に入ったのかは、プリント写真収めたアルバムが激減し、デジタル写真がコンピュターの中に入った事に象徴されるかと思います。アナログカメラがデジタルカメラに、そしてスマート・ホンに取って変わったように、我々も生活のパラダイムを変えて行かねばならぬようです。どうやら「片づけの魔法」は、アナログ・ライフからデジタル・ライフへの指南書になるようです。
 (続)
卓上後2.jpg          (、、、デジタルの卓上へ) 
                  twinleaces参考

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このページは、三休が2015年7月25日 10:58に書いた記事です。

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