立冬(アートbyリス)

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IMG_1729.jpeg  今日は立冬。
 ハロウィーンの翌日に飾り物をかたづけ、同時にカボチャだけ残したままサンクスギビングの飾り付けにしました。いつもですと近所で我が家が最後に飾り付けをしていますが、今年は一番先でしたので、たぶん何事かと思っていることでしょう。
 さてカボチャですが、予想通りリスが毎日すこしずつ外皮をかじっています。目的は中身なのですが、皮が柔らかくなって穴があくまで、「これは俺様の物だ」と唾をつけているようです。きっと中身を楽しみにしているのでしょうが、まるでカボチャのおばけを彫刻しているようで笑ってしまいます。
 このところ毎朝カボチャの彫刻をみて出勤し、昼はオフィスで弁当を食べた後にご飯粒を雀にお裾分けしています。私がドアを開けるとそれを待っていた1〜2羽の雀が先ず寄ってきます。スプーンでお皿を叩いて鳴らすとすぐに7〜8羽が飛んできます。私と雀たちとコミュニケーションできているわけです。でも毎日これを続けると逆に、「あれ俺は鳥の餌を食べているのか」と錯覚してしまいます。 
 人間のほかにこうして何億年も生き抜いてきた野性のリスや鳥が身近にいるのは愛おしいものです。かれらと人間との細胞のサイズも同じ、寿命は心臓の鼓動で20億回、呼吸で3億回も同じという(本川達雄著「ゾウの時間とネズミの時間」)、この地球上で今を活きるもの同士、一期一会の尊さはけして人間界だけでない気がしてきます。
                    

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このページは、三休が2015年11月 8日 12:02に書いた記事です。

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