EUのテロ対策

| コメント(0)
IMG_1772.jpeg              (ロンドン空港のクリスマス)
 パリの無差別テロ事件の10日後にギリシャ旅行でしたので、家族と知人に心配されましたが、ぶれずに予定通り決行。

 今回のテロ主犯格がシリア難民にまぎれてギリシャからフランスに侵入したとの情報があり、さぞや通関が厳しいものと覚悟していました。それが入出国ともパスポートを見ただけで荷物検査もなく、ほぼスルー状態でしたので呆気にとられてしまった。こんなセキュリティーで大丈夫かいなと、こちらが心配になりました。
 今回は往復ともブリティッシュ航空で飛び、ロンドン・ヒースロー空港を経由してギリシャに入出国でしたので、推察するにヒースロー空港を経由した時点で、イギリスがギリシャに代わり(信用せず)にセキュリティー・チェックをしていたのでしょう。
 ヒースロー空港で国際線ターミナルからEUターミナルに乗り換えるため移動する約20分間に、パスポートと手荷物検査のセキュリティーチェックが3回ありました。さすが情報に敏感なイギリスでして、空港のチェック・システムの自動化、監視カメラ、応対のサービスは世界一でないかと思います。
 通常この3回のチェックをクリアすればよいのですが、私は乗客名が外国籍で、しかもギリシャからロンドンを経由してニューヨーク行きでしたのでマークされたようです。帰りのフライトでEU線ターミナルから国際線ターミナルまで3回のチェックをクリアした後、私だけ搭乗直前にゲートで抜き打ち検査されました。
 満員の乗客名簿をのぞくと、私を含め3人がリストアップされていました。手荷物検査は紳士的で丁寧な対応でしたが、天井に監視カメラが取り付けられていて嫌な気分でした。まぁいい経験でしたが、テロ水際対策はここまでチェックしないと安全が確保されないのでしょう。
アングロサクソンのシステムの巧みさに感心させられます。おおいにやってもらい、日本も参考にしてもらいたい。
 このように情報に機敏なイギリスなのに、なんで中国に対して甘いのか理解できないところです。超親中オズボン財務大臣などチベットまで行き中国自治は安定とヨイショです。アヘン戦争の贖罪感からか、それとも安全より先ずはお金ということなのか、、、

コメントする

月別 アーカイブ

この記事について

このページは、三休が2015年12月16日 23:33に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「古代アテネ」です。

次の記事は「元気サイト工事中につき」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。