アメリカ大統領選挙、、

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6:11.jpeg  当地の今日は見事な「日本晴れ」、もし日本がなければ「日本晴れ」もないのかな^^;
 アメリカ大統領選はヒラリーVSトランプになりました。4月22日の私のプログで「トランプ鳴動してヒラリ一1人で幕引」と予想しましたが、どうやらその流れです。これから副大統領候補の選定、双方のスキャンダルとネガティブキャンペーンの応酬がはじまり2転3転が予想され、このまますんなり行くとは思いません。
 私の周りはいつの間にかみなトランプ勝利の予想となり四面楚歌の状態です。ピーターの法則に「ある人材が上昇を続けて限界点に達するとやがてそこで無能になる」とあるが、俺様自己中のトランプはここいらが限界点かと思うのだが、私の感覚がズレているのだろうか。
 まぁ11月になればわかる事で、どちらになろうがその時はその時で対応してゆけばいい、今から騒ぎ立ても始まらない。ここは腰を据えて見て行くだけで、競馬の予想屋のような取り越し苦労の必要ない。
 アメリカの大統領には権威(品性)と権力(能力)の両方が要求されます。「リーダーが必ず身につけておかなければいけない要素がひとつだけある。それは品性である」(ピーター・ドラッカー)。今回の様な品性に欠ける選挙戦を見ていますと、選挙民が気の毒になってきます。大衆民主政治のなれの果てです(まぁ選挙の無い独裁国よりは比較にならぬほどましではあるますが)。
 その点、天皇制民主主義は叡智のある絶妙な制度になっています。精神的権威の「正統性」と政治的権力の「正当性」の二元化の構成なっています。アメリカ大統領のように一人の人間に権威と権力が集中しますと、どちらかが欠けた時にブレーキが利かず危険です。例えば数年前の日本民主党のような政治権力の「正当性」が不様に崩壊したとしても、国民にはまだ党を超越したところに精神的権威の「正統性」に心の寄りどころがあります。ちょうど日本に二つの国花があるよう
に「さくらの園」の向こうになおも「菊の花」が咲いてます。
 天秤や 京江戸かけて 千代の春 (芭蕉)

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このページは、三休が2016年6月12日 05:46に書いた記事です。

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