サンバの五輪

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rio1608060019-p1.jpeg 昨晩は深夜までリオ・オリンピックの開会式を見ました。
 経済の低迷、ルセフ大統領の罷免運動で開会式欠場、治安の悪さ、施設の準備不足などで開催が危ぶまれ、前評判は散々でしたが、開けてみればなんとか様になっていました。
 五輪のテーマが「環境とサンバ」ということで、アマゾンの緑とサンバ・ジ・ホーダ(サンバの五輪)になっていました。セレモニーは国威をかけてよく準備されてましたし、聖火台のデザインは見事でした。
 1500年にポルトガルによってブラジルは植民地となり、南米大陸でここだけがポルトガル語です。ブラジルの原住民に加え、アフリカでポルトガルの植民地領だった、アンゴラ、コンゴ、ペニン、モザンピークから黒人奴隷を連れて来て「生めよ増やせよ」の植民政策をとりました。サンバとダンスはそんな雑草のなかからステップの決まりもなく即興的に生まれ、ブラジルの如くサンババラバラです。人はこれを「多文化の共生」ともよんでいます。
 ブラジルの日系移民は日本以外の地で130万人と一番多いことで、広島に原爆が投下された日本時間の8月6日午前8時15分にあたる時間帯に、地球の裏側から国旗をモチーフにした衣装の日系ダンサーが、希望と苦難を表現した時には目が潤みました。
 人類の祭典の醍醐味は205国の代表選手団の入場行進でした。各国の国旗、代表選手たちの高揚した顔、鍛え抜かれた姿を見るのはいいものです。ポルトガル、アンゴラ、コンゴ、モザンビーク、難民五輪選手団の入場の時にはひときわ大きな歓声で迎えていました。
 私の知らない国名や所在位置があり、今回とくに気がついたのは小さな島国からの参加がたさんあったことです。海に囲まれていると自然に独立国できあがるのでしょう。その意味では入場した、香港、台湾も島国で、ハワイは惜しいことをしました。沖縄はどうなるのだろう。
 いよいよ2020年の東京五輪が射程視野に入ってきました。新しい天皇と元号で迎えることになるのだろうか。

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このページは、三休が2016年8月 7日 11:58に書いた記事です。

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