エスニック(民族)料理

| コメント(0) | トラックバック(0)

3.12.jpeg            (何でも飾り付けてる、メキシカン・レストラン)
 当地は今日から夏時間。でも、ここ一週間は冷え込みマイナス気温。14日には積雪の予報がでています。日本との時差13時間。
 先週末に続き今週末も多国籍エスニック料理で、金曜日の夜はメキシカン、この店のハウスメイドのナッチョスとソーサーは実に美味く、この前菜だけでメイン料理はいらないくらいです。土曜の朝食はギリシャ系ダイナーでエッグベネデクト、昼はペルー料理。夜はチャイナ朝鮮族が経営するSPAでマッサージしたあと、氷点下のなか中華の火鍋。日曜の朝はユダヤのベーグル、昼はベトナムのフォー、夜はインドのバイキングを予定してます。
 難民のように各国料理を食べ歩いていますが、それでもチェーン店は避けオーナーいる小さな店にしています。自国の料理の味にこだわりを持っているオーナーの店です。味へのこだわりは文化でして、このプライドを失ったレストランに行かぬようにしています。マニュアル化されたアメリカのチェーン店にも美味しものが少なく、アメリカン(大衆)料理かエスニック(民族)料理かの選択になります。
 私がいまでも信じられないのは、料理人はプロの職業なのに味になんの工夫も進歩なく、旧態依然と量ばかり多く不味くて食べられない店です。満腹でなく立腹し、こんな時さえチップを払う屈辱を味わいます。
 エスニック料理は長年にわたりその民族が積み重ね、洗礼されてきた文化の智慧を背景にしています。これらを坩堝で混ぜたチャンポン料理など食べられたものでありません。多様なエスニック料理を包括、抱擁した寛容こそがアメリカの豊穣の味だと思う。これからもそうあってほしいものです。

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.tempu-online.com/mt/mt-tb.cgi/246

コメントする

月別 アーカイブ

この記事について

このページは、三休が2017年3月13日 07:56に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「チャイナの安全袋」です。

次の記事は「オストリッチ症候群」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。