本郷界隈

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8:1.jpeg 今日から8月に入り司馬遼太郎と「本郷界隈」を、散策しています。
執筆中に中村天風が13歳まで育った王子と本郷界隈を調べていたら、無性に本郷が懐かしくなり、この本を読みたくなったが、今日まで我慢していました。執筆完了直後だったので、読みはじめて司馬さんの厖大な博識と巧みな文章に圧倒されてしまった。
 本郷の東京大学辺りは、元加賀前田藩の屋敷跡だったので、私がふる里の七日市藩は前田利家の五男利孝の支藩であったが、司馬さんは他の二つの前田支藩に言及してたが、そこまで書いていなかった(残念)。1万石では取るに足らぬと思ってのことなのでしょうが、もしその頃に富岡製糸場が世界遺産になっていれば言及したかと思う。まぁそれはいいとして、私の母方の安井がこの付近に居を構えていたことに納得が行きました。
 本郷界隈は、夏目漱石、森鴎外、正岡子規、樋口一葉、坪内逍遥、岡倉天心、横山大観ら明治文化が発揚したところで散策していて心が落ち着きます。なにせ不忍池、見返り坂、薮下の道、無縁坂、傘谷坂、真砂町、菊坂町、根津、地名がなんともいい。いま湯島を歩いています。
 9月には三四郎になり散歩かたがたこの辺りの史跡を訪ねたく思っています。

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このページは、三休が2017年8月 1日 21:55に書いた記事です。

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