同床異夢

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1:13.jpeg             (夢の簡体字が林に夕とはね〜) 
 昨日のブログ「支付宝」に続き今日は「微信支付」です。
 中国ではグーグル、ライン、フェイスブック、ヤフーは使えません。しかたなく「バイド=百度」を検索して、そこから産経が繋がらぬため読売、日経のニュースサイトに接続しているのですが、規制がさらに厳しくなったためか、百度からでもなかなか接続できず、今回初めてネットを使用しませんでした。もちろん中国からのメールも先方に迷惑を考えて控えています。今どきまったく不通合です。
 しかし、国内では「微信=ウエイシン」というSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のスマホメッセージ・アプリに8億人を越える利用者となっています。「アリペイ」と競合した「微信支付=ウィチャットペイ」の現金決済システムがあります。
 こうしたSNSと現金決済システムが、新しいビジネスチャンスを産み出して大きな市場を形成してきました。政治的な政権批判の書き込み以外ならなんでもチャットできるのでSNSで商品販売をしています。その多くはネズミ講のような販売ですが、スマホを2台もって、1台は仕事用、1台は個人用に使い分けて、朝から夜中まで食事もろくに摂らずに商売をしています。これをスマホ中毒と言うのか、拝金主義というのかわかりませんが、富裕を目指しとにかく浅ましい限りです。これはもう環境汚染と同じようにスマホ汚染です。
 この国に「上に政策あれば、下に対策あり」という言葉があるが、党のトップダウン政策でネットを監視規制し、その規制の網(ネット)をかいくぐり民衆の虚無的拝金主義からのボトムアップで、やがて上からの力と下からの力が衝突する臨界となる。所謂スマホ革命ですが、その時この国はどうなるのか、まだ誰も予測できない。

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このページは、三休が2018年1月14日 00:44に書いた記事です。

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