永遠のなかに生きる

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518K-gOZg8L._SX351_BO1,204,203,200_.jpeg 柳澤桂子女史の知性に魅かれ「永遠のなかに生きる」を読みました。
 著書は書き下ろしでなく、これまでの書かれたエッセーを、出版社が編集したものです。女史は「般若心経」とそれに関連した「信仰告白」の二冊を書き終えて筆を置いています。「この2冊の仕事を終えて、私はしおれた花のように、文章を書く意欲をまったくなくしてしまったのです。仏様のお導きであったかのように、それでいいのだと納得できるのです」と、女史の知性は引き際までわきまえていて誠に天晴れです。
 著書の内容はこれまで書かれたエッセーですから、同じトーンになっています。それでも最終章の「豊かな未来に向けて」に書かれた「感動の大切さ」「美しい本の思いで」「天才音楽家の遺伝子」「教育の臨界期」「音楽と文字」「宗教と科学の真理」「慈悲の遺伝子」は、一読のおすすめです。
 生命科学者としての女史の信仰は:「私は宗教をもっておりませんが、自然、宇宙に対する祈りの気持ちはいつももっております。こんなに弱い、こんなに小さな私を今日も一日無事に過ごさせていただいたことに感謝します。そして、どんなに辛いことがあっても、それは私にあたえられた試練と思って、祈りのうちに享受します」。
「人間の意識の進化は、アニミズムにはじまって、人格神を求める自我が育ち、さらに人格神を超越したところに、より進んだ信仰の世界があるのだと信じております」。
 女史の宗教観は私とほぼ共通していますが、私はたとえ辛いことがあっても「試練」でなく「修行」と捉え、意識の「進化」でなく「還帰」と考えています。
 「美しい本の思いで」では、女史は幼児期に「若草物語」、こんまりは小学1年時の「不思議な国のアリス」を宝にしていました。このあたりは女性の幼児体験なのでしょう。私は小学時は「イガグリ君」の漫画だったかなと思う、、

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このページは、三休が2018年5月24日 00:07に書いた記事です。

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