台湾の民主主義

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IMG_8394.jpeg    (自分のハゲ頭までジョークにしていまう雄弁な新市長)
 2年前に台湾の民進党が総選挙で圧勝して政権を奪回し、国民党は壊滅的な打撃を受けました。私は選挙後に新閣僚を訪問し総統を始めとした閣僚がみなアメリカ留学のPhD(博士)で、学者肌のおとなし品のいい人たちなので、果たして権力闘争の海千山千の中国高級幹部と渡り合えるのか、はなはなだ心細く思いました。
 果たせるかな11月24日の統一地方選挙で(中間選挙)で、今度は民進党が県市の首長ポスト13のうち7を失う惨敗で、蔡総統が党主席を辞任しました。この流れからみて1年後の総統選挙での再選はかなり厳しくなりました。
 今回の流れの中で国民党を復活させた立役者は、やはり高雄の市長選で20年ぶりに市長の座を奪回した韓国瑜でした。当地で「韓流」といわれる「タイワン・ファースト」の新潮流です。今回、台湾人が国民党に投票したことは歴史的な意識改革でした。台湾に二大政党の民主政治がさらに根付いたことを実感させられます。
 この選挙結果に中国は「中台関係の平和的発展を引き続き分かち合い、経済・民生を改善したい台湾の民衆の強い願いの表れだ」と歓迎し、国民党と「高雄などへの中国からの団体旅行を奨励し経済を支えていくことも選択肢の一つだ」としています。しかし、一度も人民よる選挙をやっていない中国共産党にとって喜びも痛し痒しでもある。彼らは人民が選挙権を要求することを恐れている。先日のペンス副大統領の対中演説で「台湾の自由と民主主義は中国人民の夢」とするところです。
 付け足しになりますが、韓国瑜新市長は国立政治大学の中共研究を専門とする東亜研究所で学び、私と同学になります。修士論文が「從中共『對台統戰』策略看兩航談判」(「中共からの対台湾統一戦の策略からみた両航空路交渉」で、中国共産党の手口を知り尽くしていますので、いまだに意識水準が停滞する党独裁の中国もそうぬか喜びをしているとしっぺ返しされることだろう。

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このページは、三休が2018年11月27日 06:11に書いた記事です。

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