稲盛和夫氏の「心」

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61du7cugWVL.jpeg 7月は稲盛和夫著「心」ーすべては心に始まり、心に終るーの読書からはじめたました。
 当代随一の実業家、創業経営者として尊敬していましたが、これまで氏の著書を一冊も読んでいませんでした。私の量見の狭さで別に読まなくも天風哲理とPFドラッガーの経営理論で事足りると考えていました。
 それに一時でしたが京セラが電卓にまで手掛けたり、小沢一郎と接近し民主党のサポーターになった事にもよります。また、私の数人の知人が盛和塾の熱心な塾員でしたが、私とは縁遠いと思っていました。
 しかし令和の潮時に稲盛氏が87歳の高齢を理由に盛和塾を解散し、京都賞を主催する稲盛財団の理事長も退任され、いよいよ「心」の集大成に入られました。近影を見ましても高齢があらわれています。
 そんなことで敬意を込めて6月25日出版の「心」を拝読しました。実に素晴らしい内容で将来は千円紙幣の顔になると思えるほど、名実ともに当代随一の実業家、創業者、哲人、聖人でした。ここまで人格を築き上げたとは偉業です。
 一つたいへん驚いたことは、日本航空の再建の会長に就任した際、先ずすべての従業員に向けて天風師の「自己陶冶」の誦句;「新しき計画の成就は、ただ不屈不撓の一心にあり。さらばひたむきにただ想え、気高く、強く、一筋に〜」を紹介しているくらいですから、てっきり天風師から直に薫陶を受けていたと思っていましたら、「師とは言っても実際にお目にかかったことはありません。おもに書物を読み解きながら、また生前に親交のあった方々を通して、いわば私淑しながらその思想を学び、糧としてきたのです」と、あったことでした。
 ひたむきに実践する者と怠惰な者、これには誠に恐れ入りました。

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このページは、三休が2019年7月 1日 06:58に書いた記事です。

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