生命の燃焼「最後の侍」

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61LLy8h44aL.jpeg 3月の読書で町田宗鳳著「ありがとう禅が世界を変える」を紹介したが、4月の読書は執行草舟著「現代の考察」の紹介となりました。偶然にも両者は1950年生まれ、実に天晴れな人生を歩まれ生命を燃焼させています。
 執行氏の経歴はウィキペディアで検索してもらうことにしますが、小学校に入る年に大病から甦った7歳の頃に執行家が家老職を務めた佐賀鍋島藩の「葉隠」の武士道に出会い、その後の人生をぶれることなく一を以って貫いています。武士道精神のストイックな徹底した壮絶さ世人が追従できません;
 「遊びは死ぬほど嫌い。酒も飲まないし、遊びはこの世で一番嫌い。ゴルフもしないし、旅行もしない、とにかく遊びと呼ばれるものは、全部大嫌いだ。これもこの武士道を貫いている迫力でしょう。だから我慢しているわけでない。もともと、大嫌いだから。学問の研究と、読書、それから今だと会社経営しているから会社のあらゆる仕事とか、あとは執筆するとか。遊びと言えば、水商売なんか大嫌いです。だから東京で生きているけど、新宿、それから六本木も、自動車で通過したこともない」。
 読書量は原典を主にして3万冊が頭に入っているという、まさに文武両道の侍です。「最後の侍」(日本版ドンキホーテイ)かもしれない。

余談ですが:
 鍋島藩は幕末にいち早く牛痘ワクチを輸入し、種痘の普及に努め当時は不治の病であった天然痘の根絶の先駆けになっている。そして歴史は今、執行氏の会社が1986年に群馬県藤岡市に日本生物科学株式会(現、日本菌学研究所)を設立しています。執行草舟氏の出番かもしれない。

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このページは、三休が2020年4月24日 01:48に書いた記事です。

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