おゝポポイ!

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 執行氏の「おゝポポイ!」が実に痛快で一気に読破。
 執行氏の65歳までの半生を、雑誌「歴史通」が2年間14回のインタビューしたものを1冊にした著書です。ここに登場する大親分「悪漢政」の言葉を借りれば「馬鹿みていで、おもしれぇ」。さながら歌舞伎役者が舞台の中央で派手な見栄を切り「知らざぁ〜言って聞かせましょう」、「よぅ、執行屋」のノリです。
 団塊世代の後じりに自己の運命をこれほどま従順でひたむきに生きてきた歌舞伎役者がいたことを、心から嬉しく思う。氏の壮絶な半生は人間国宝に値する。
 ただ、氏の経験哲学の根幹に流れる「絶対負」は、私には未だに理解できないでいる。この著書が再販されないのが惜しい。
 アメリカ不正選挙のニュースを追い続けた1月を「おゝポポイ!」の感嘆詞で終えることにする。
 2月も「現在感謝」いい月にして行きましょう。

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このページは、三休が2021年1月30日 00:32に書いた記事です。

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