諏訪式

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91T7y4jsS3L.jpeg 知人の従姉妹が2020年10月に出版したとのお奨めで、小倉美恵子著「諏訪式」を読みました。女史の著書は以前に「オオカミの護符」を読んでいますので2冊目になります。
 「諏訪式」は、長野県の諏訪を舞台にした人間ドラマです。縄文時代から始まり、室町時代から記録されている諏訪湖の御神渡りと、湖水を「空」にしてその円周で「諏訪式」に活き抜いて来た人物像が描かれています。舞台背景となる八ヶ岳連峰、蓼科山の写真も美しい。2021年に歴史ノンフィクションとして映画化されるようです。
 私はこれまで地政学を、各国の一単位に括ってきましたが、それは各地方の人と風土の集合体を基盤にしていた事に気づかされた。
 本著も「オオカミの護符」と同様に一地方の「風土記」ですが、こうした貴重な著書も大切にしたい。

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このページは、三休が2021年3月 2日 05:09に書いた記事です。

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