2014年9月アーカイブ

日常生活での行修・下

date.jpg 本色紙の後半部は、「注意」以降に記された一般生活行事のなかでの心得になります。
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注意、 
安定打坐密法及びプラナヤマ密法並にクンバハカ密法は、一日の中機会ある毎に怠り無く回数多く実行する程、生命に好良なる効果あることを志るべからず、
尚、各誦句は心身統一を完成する根本要素となる精神生命の人生態度を、積極化する自己暗示となる必須なるもの故、毎日その何れかを心誦黙唱して心の曇りを払い清める可し。
そして、常に如何なる場合にも、心を明るく朗らかに活き活きと勇ましく堅持し、かりそめにも宇宙真理を、理入と行入とによりて体得せし真人たるの誇りを汚損せしめず、常に人の模範となりて、世のために尽くすことを、その心かけの第一となすべし。
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注意; 
「安定打坐」及び「プラナヤマ法」並に「クンバハカ」を、一日の生活行事のなかで機会ある毎に怠りなく回数多くの実行し、これらを常態化させ、生命に良好な効果を志ざし、同時に「飲水法」を実行し日常行事の合間に水を補給しています。
 尚、「天風誦句集」と「真理行修誦句集」は、心身統一を完成するための根本要素となる精神生命の人生態度を、積極化する自己暗示に必要ですので、毎日「誦句集」の何れかを開いて心誦黙唱し心の曇りを払い清めること。
 私は1985年9月以来、誦句集をいつでも心読できるようにお守りの如くに携帯しています。かつては仕事を始める前に全誦句を心読していましが、今はその時々の置かれた状況に応じて必要な誦句を心読しています。また誦句を凝縮集約させた「我は宇宙霊と一体なり」を、常に念じています。
 そして、如何なる場合にも、心を明るく朗らかに活き活きと勇ましく堅持し、宇宙真理を理入と行入とで体得した真人(リアリスト)としての誇りをもって生きて行くように心がけ、常に人さまの模範となり、世のために尽すことを第一の心得としています。
 こうした色紙に記されたたくさん行修をみますと、あたかも天風教義と実践だけで一日が埋めつくされてしまっている錯覚を受けますが、朝の行修50分間の他は、各行修が通常の生活をしながら実行すればよいわけです。ここで私の朝の「ながら同時行修」が有効になってきます。
 日常生活を通してうつも相対クンバハカの姿勢になっていますが、さらに歩きながらクンバハカ、仕事しながら安定打座、車の中でクラシックを聞きながら安定打坐、トイレの水を流しながら安定打坐です(本エッセー「安定打坐は修行です」参照)。

 その他の行修としまして、一日3キロ、45分を目処に「散歩」ながらクンバハカとプラナヤマ呼吸しています。空気の爽やかな朝に散歩する人も多いようですが、私は夕食後に散歩を心がけています。
 では何の為にこうした行修するのでしょうか、天風先生は「常にいかなる場合にも、心を明るく朗らかに活き活きと勇ましくせしめ、宇宙真理を体得した立派な真人となり、世のため、人のために役だつ自己を完成させる」ことを、究極の目的としていました。

 以上、私の行修を一例にした「天風会修練会員日常生活行修考抄」の補充解説してみました。至らぬ点はご教教のほどを。

日常生活での行修・中

1.jpg           (一日を得て一日を過ごす)
「日常生活での行修・上」に継いで、私自身が長年にわたり研鑽工夫してきました行修を、一つの参考例として書き進めたく思います。行修は色紙の項目を基本にして、各自が生活環境、体調に合った方法を研鑽工夫なされることをお勧めします。

 先ずは以下の「天風会修練会員日常生活行修考抄」前半の部分、朝の起床から一般生活行事に移るまでの行修と成ります:

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 「毎朝、睡眠より目覚めし直后、直ちに『信念』の自己暗示を厳かに口にし、更に床上にて暫時養動法を行う。その際に『よみがえり』の誦句と『誓』の言葉を発声もしくは黙唱し后、「ひとりあんま」を実行の后、離床すると同時に自身の寝具を、身分の如何に係はらず『感謝』の正念を以て整頓し、後冷水摩擦又冷水浴を行い、洗顔及び整容化粧に関する一切を了へて后、活力吸収法を心誦してプラナマヤ蜜法を数回実行し、引続き呼吸操錬と統一式運動法を厳行し、而して后一般生活行事に移るべし」。
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 私は当地で洋式の生活環境でして、朝のシャワーから一日が始まるので行修の順序が違ってきます(太字は色紙にない行修)
 *毎朝、睡眠より目覚めし直後、一晩休ませてもらったベッドに向かい「ありがとうございました」と合掌し、ベッドを整理しています。
 同時に枕元に用意しておいたペットボトルの水500cc「飲水」します。(本エッセー「天風哲理の地下水脈」参照)。
 *次に寝室に掛けてある黒と赤の「天風箴言日めくりカレンダー」の当日の箴言を黙読した後、バスルームに入り鏡に向かい「信念」の自己暗示を行います。そして鏡に向かい「微笑み」かけ「この笑顔を今日一日くずさんぞ」と囁きます。
 (私は目覚めに熱いシャワーが心地よいため、いまだに「冷水浴と冷水摩擦」を実行していません。どうも苦手でして将来の課題となっています)。
 *シャワーの後に神棚に水をあげ、二礼二拍一礼してから50分間の行修に入ります。行修はたくさん項目があるので2項目を「ながら同時行修」させています。
 *先ずCD「神人冥合」の13、14に収録されています天風先生直伝の「安定打坐法」を8分間聴き、「養動法」をしながら「安定打坐」を行います。
 *次に天風会で販売のカセットテープ「安定打坐」を、20分間聴きながら「ひとりあんま」で、身体機能を調整しています。その後で改に「真向法」を取り入れ、柔軟体操をしながらブザーの音に合わせ安定打坐の姿勢をとっています。
 *ここで「安定打坐」カセットを止め、クンバハカをより確かまものにするために下腹部と腹横筋を強化する「ドローイング」仰向けの方式で10回行い(本エッセー「腹式呼吸ドローイング」を参照)、ついで
スクワット」を30回、西野式気功の「華輪」で腕をふりながら体を左右にひねり丹田と腹横筋を強化しています。
 *これらの行修が一通り終りましたら「統一はちまき」をしめカセットテープ「朝礼」を拝聴しながら20分間の朝礼に入ります。(朝礼のテープは昭和43年度、天風先生最期の東京本部夏期修練会の戸外修練を収録した貴重品で、昭和61年に小川浩補導から特別にいただいたものです。私が朝の行修を今日まで継続できますのも本テープのおかげです)。
 *先ず天風先生が唱える「よみがえり」の誦句を合掌しながら拝聴した後、会員代表者による「誓いの言葉」と一緒に誦句を唱えます。その後また天風先生の指導で「活力吸収法」の誦句を黙唱し「プラナヤマ呼吸」を行っています。
 ついで、杉山彦一先生のかけ声で
「呼吸操錬」、吸気とともに動作をはじめ、呼きとともに動作を終え、動作の節目節目にクンバハカ体勢を交えた呼吸法の後に「統一式運動法」に移ります、日頃使われていない筋肉のストレッチングと宇宙霊との一体を味わいながら行い、最期にニッコリ笑ってしめています。
 ついで
「積極体操」に移りクンバハカ体勢のまま気力を充実させ消極的観念を撃退し、心身を活発化せしめています。「呼吸操錬」「統一式運動」「積極体操」、いずれも細部にわたり研鑽し尽くされてよく組み立てられていますので、マニュアル通りに実行しています。
 行修の合間に「朝礼」のテープから会員のかけ声が響きてきますので、一緒に朝礼をしている気分になり、遠く離れた海外でも「不孤」を感じています。

 *最後に呼吸を整える整理体操になります。この時点でひと汗となり心身ともに今日一日の積極の気が充満しています。
 統一はちまきをほどき、再度
CD「神人冥合」13、14を聴きながら「安定打坐」に入り朝の行修を終え、明るく朗らかに、活き活きと「一般生活行事」に移っています。

 朝の行修の際に注意していることは惰性になってしまはぬことです。マンネリにならぬように体調に合わせ行修の順序を若干変更したり、新しい運動を加えたりし「毎日が新しい一日の新しい元気の甦り」を意識してやっています。

 以上が朝の行修になります。至らぬ点はどうぞご教授のほどお願いします。