スマホ時代の天風

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 1998年から「いい元気」というサイトで「天風箴言」の連日掲載を始めた時には、天風関連のサイトはありませんでした。
 2011年1月に新たに"tempu-online" のドメインでサイトを開設した時も、まだ天風関連のサイトはごく少数でした。ですから「天風オンライン」という素敵なドメインもすんなり取得できました。ただ開設時に「天風会の公式サイト」がありましたので、著作権のことを考慮し抑え気味にしてスタートさせました。
 サイトを開設しておけば、かつて私が天風会の門を叩いてお世話になったように、誰かがなにかの契機に天風哲理を必要とした時、立ち寄ってもらえればと考えてのことでした。
 ここ20年の間に、インターネット、ユーチューブ、メルマガ、フェイスブック等が急速に普及し、これをスマートフォンが決定的に加速させ、私たちのライフスタイルまで大きく変えてしまいました。いまではキーボードを打てないミレニアム世代が出現しています。この変化は驚異的なもので、サイトの開設時にニューチューブで公開することなど考えてもいませんでした。スマホを利用してで安定打坐など思いもよりませんでした。それがすっかりスマホの時世となり天風行修法も変わってきました。
 天風師の「神人冥合」の教義にある安定打坐法の指導で;
 「熱心な会員になるとね、今このあなた方が聴いている電動機をみんな、自分の家にもっていってやってますよ。安くできちまうもんですから、こしらえなさい。そして、もうたとえ考えることがなくても、一日の心の疲れを休息させることをやってごらん。それだけでもどんどん、どんどん心が、これはもう思ってもいなかったように、進歩し、向上してくるから、働きが。」
 この電動機がCDを経て今ではスマホによって手の中に入り、携帯していつでもどこでも聴くことができるようになりました。しかもスマホにイヤホーンを接続すれば、周りの騒音に気にせずにブザー音に集中できます。それに使い用では手鏡にもなります。私も出張の時や待ち合わせの空き時間などにスマホを利用するようになりました。
 そんなことでつい先日ですが、天風関連のサイトとユーチューブを検索してみたら、驚いたことにいつの間にかたくさんのサイトや画像がありました。ざ〜と検索しただけでも「天風瞑想録」の質のいい朗読をはじめ、天風師の講演「神人冥合」「信念は人生の羅針盤」「積極性と人生」「正義と青年」などがCDからダウンロードしたものが無料で公開されていました。また個人が開設した「名言、格言集」のサイトや画像がたくさん並び、なかには「中村天風様チャネリング」までありました。
 いったい著者権の方はどうなっているのだろうかと思いながらも、天風師が辻説法をはじめてから100年、師が亡くなられて50年の時空をものともせず、インターネットとスマホの時代になっても依然として普遍性を持ち続けて掲載されていることに感動しました。どこに居ても天風哲理を研鑽できる時代になってきました。天風師はかつて;
 「世の中のためになるなら、私が言ったといわなくっても構やしない。どしどし人に話せ。いちいち私の了解をとるな。私の教えは天の教えだからだ」と述べたことが、天風会を超えて現実になっています。
 しかし、たとえスマホの時代になっても、電動機がスマホに代わっただけで教義それ自体が変わったわけでありません。心身統一法は総合的に組織化されたものですから、ユーチューブで単発に教義だけを聴いただけでは知識にとどまり智慧になりません。クンバハカの習得には実行がともないますし、安定打坐も行修が必要になります。呼吸操錬や統一体操も実行が付随してきます。
 「みなさん方に、とくに申しあげておきたいことがあります。それは『実行』ということであります。これがおろそかにされると、どんないい方法を聴いても、その理解が現実化されず、結局、空中に楼閣を描いた結果になってしまうからなんです」。
 ですから天風師はたとえスマホの時代になっても、総合的な自己研鑽を忘れぬようにと;
 「諸君にいいたいのは、恵まれた幸運に、いい気になって、自己研磨を怠ってはいけない。やがて21世紀が来たら、思想的にも、アイデアに方面にも、必ずや、世界をリードするだけの権威ができると、私は確信している。私が三寸息絶えて、何百年の後に、世界中が、みな宇宙霊との一体の実行者に、必ずなると確信を持っている!」と、注意をうながしています。
 かくして、天風師の波動は今もなお活き続けています。

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このページは、三休が2017年2月17日 01:43に書いた記事です。

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