2019年2月アーカイブ

 「天風誦句集」の3番目にあります「プラナヤマの誦句」は、朝の行修の時に行う大切な全身呼吸法です。
 ここに「神韻縹渺たるこの大宇宙の精気の中には、人間の生命エネルギーを力づける活力なるものが、遍満存在している」とあります。
 天風哲理に大宇宙、宇宙霊、宇宙エネルギー、宇宙の根元主体の語彙がよく出てきますが、それがどのようなものなのかあまり説示していません。ここは復習かたがた故杉山彦一4代目会長に具体的に定義してもらうことにしました。
(本サイト第3部「生命力の自覚」)

第一;大宇宙の根源的主体は強大な力を持つ。
   大きいものとして太陽エネルギーの存在、大宇宙に自ずから然りである。
小さいもので1cm平方に1億個の原子が入り、それが広島、長崎を壊滅させるほどの強大な力をもち、いずれも自ずから然りです

第二;大宇宙の根源的主体は強大な叡智を持つ。
   雪の結晶、ささいな花一つ見ても、植物にも、動物にも、物質にも知恵があり、宇宙の中に一つの意思、統一の方向性があることが見られます。

第三;大宇宙の根源主体はすべてのできごとに法則性を持つ。
   現象界のできごとはけしてでたらめではなく、すべてに法則性があり、法則性をもって現象界を支配しています。
 物質の変化にも法則があり、それが物理学となり、生物の変化にも法則性がありそれが生物学に、人間の体にも法則性がありそれが生科学、生理学、医学となり、宇宙科学も法則性にしたがってアポロを月に飛ばしたわけです。

第四:大宇宙の根源主体は、力と叡智と法則性を使用して創造活動している。
   我々は太陽系の一員ですが、その太陽は銀河系に1千億個もあるとされ、その銀河系も大宇宙の中に1千億個もあるとされています。
 この大宇宙を誰が創造したのか。大宇宙には巨大な創造力が働いています。植物も水と、炭酸ガスと太陽エネルギーで光合成してデンプンを創り、米、麦、ジャガイモ、リンゴ、ミカンまで、創造し人間はそれによって生かされています。

第五;大宇宙の根源主体は、創造性を駆使して進化と向上への方向性を持ち、一切を大調和あらしめようとしている。
   大宇宙の究極の目的は大調和に向かっています。我々の生命もバランスを保ちながら生きています。夏の暑い盛りでも、零下の寒さの中でも、恒常性維持機構が働いて体温を一定に保とうとしています。   
 大宇宙の根源主体は、巨大なる力と叡智を法則的に使いながら、たえざる絶妙な創造活動をし、進化と向上の方向性に向かって一切を大調和ならしめようとしている大生命体であります。
 天風哲人は、この根源主体によって我々は、生かされて、活きていることに、絶大な感謝と讃美をもって「宇宙霊」と称しました。


 以上が大宇宙の第一認識になります。
 次に大宇宙と私たちの関係が第二認識となります。

 宇宙の大生命と我々の小宇宙はいかなる関わりがあるのか、これを多くの人は知りません。天風先生の言葉で言いますと、「我々は宇宙の根源主体とつながっている。我々は宇宙霊と一体である」。大宇宙の根源主体の働きで我々は生まれ出てきました。だから我々はこの大生命の分流であります。同じ流れから分かれた分流であります。言ってみれば大宇宙を母とすれば我々はその子供です。
 「我が生命は大宇宙の生命とつながっている」
  だから、
 「宇宙霊の生命はそのまま我の生命に与えられている」になります。
 宇宙の根源主体のもつ、力と叡智と、法則と創造性と、進化と向上と、大調和をもたらそうとする宇宙霊の働きは、そのまま私たちの生命のなかに与えられている。ですから人間はすばらしい力をもっている事になるわけです。人類もその方向に向かってこの地球において大調和すべく創造活動をしています。
 私は大宇宙の根源主体とつながっていて、我々の生命の中にすばらしい力が、生まれながらに与えられています。天風師はこの力を "Reserved Power" 潜在勢力と呼んでいました。
 「プラナマヤマ誦句」の「活力吸収法を行い、この活力を、五臓六腑はもちろん四肢の末端に至るまで、深甚なる感謝をもって思う存分吸収しよう」と教示していました。

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