2020年9月アーカイブ

人生と運命

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 運命の誦句
 およそ宇宙霊は、人間の感謝と歓喜という感情でその通路を開かれてと同時に、人の生命の上にほとばしり出ようと待ち構えている。 
 だから、平素出来るだけ何事に対しても、感謝と歓喜の感情をより多く持てば、宇宙霊の与えたまう最高のものを受けることが出来るのである。
 かるが故に、どんな事があっても、私は喜びだ、感謝だ、笑いだ、雀踊りだと、勇ましく溌剌と人生の一切に勇往邁進しよう。
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 ちょっとした目から鱗なのですが、「運命には天命と宿命の二つがある」。変えられるものと変えられないものがあります。変えられない運命を「天命」といい、 これは絶対的なものでして、この世に、この時、ここに、生まれてきたのは天命、男性として生まれてきたのも天命なら、女性に生まれてきたのも天命です。人間の力ではどうすることもできない天の采配です。
 しかし、「宿命」の方は変えることができます。多くの人はこちらの宿命の方で、苦しんだり、悩んだりしていますが、宿命は心の持ち方で変えられるもの、避けられるもので絶対的でなく相対的なものです。
 芥川龍之介も「運命の半分は、その人の性格が握っている」と言っていますし、かのナポレオンは「運命われこれを作る」と強気でした。
 しかし、宿命の本質を知らない人は、自分の人生になにかの不運や不幸なことが起きると、ある程度まではその状態を変えようと努力しますが、変える方法を知らないものですから、「あ〜これは運命だ」、「私はいつも運が悪い」と思い込んで諦めてしまっています。こういう人は、宿命に対する無自覚から、自分で不運や不健康という運命を招きよせています。本来ならば幸せに満ちた人生を活きられるのに、わざわざ苦しい方面だけを引き受けて、取越し苦労して価値なく生きてしまっています。
 私たちの小生命には宇宙大生命のエネルギーが流れているのですから、そのエネルギーと結合することで、自己のもつ潜在能力を引き出して活用すれば、自分の宿命を変えることがでるわけです。宿命を変えるなど不可能のようなに思っている人がいますが、断然に可能なのです。どう変えて行くのかは、その人が心の力でなにを想像しなにを選択して活きて行くかとなります。
 何かあるのが人生でして、一生の間には不運にあうこともあります。そうした時こそなおさらに心機を一転させて、積極的な心を堅持して不運にひるむことなく敢然と立ち向かい、勇気と信念をもって超克してゆくことが大切になります。積極的な思考で、明るい未来を描く努力をすれば、運命を変えて行くことになります。世の中には大きな災難に遭遇して不運のどん底に突き落とされた人が、心を積極化させることで再起し、困難を乗り越え災いを転じさせて幸せを掴んだ人が数多くいます。
 「宿命は、積極的な心の力ですべて打開して行く事ができるのだ」。

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