01. 3つのオンリー

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(群馬県立富岡高校文化祭)

 ─ Only one, Only one time, Only now

 <Only one>

 あなたは大宇宙のなかにあって唯一の存在です。
 けしてお釈迦様だけが「天上天下唯我独尊」で
生まれきたのでなく、誰もが「天上天下唯我独尊」として、この世に生れてきた尊い存在です。
 たとえ世界の総人口が70億人になりましても、あなたは世界で唯一人の存在です。地球の花園に咲く「宇宙で一つだけの花」、もとより特別な "Only one" です。
 人間の指紋ひとつをみましても、それぞれの人が違った指紋をもっています。同じ指紋の確率は640億人に1人といいますから、まさに大宇宙を旅するあなたのパスポートです。
 このパスポートにあなたの名前をサインしますと、親指と人差し指を主軸に、手首、腕、肩が共働し、30以上の関節と50以上の神経が連動して、人それぞれサインに差異が生じて同じ筆跡になる可能性は68兆回に1回しかない計算になるといいます。
 そう、Your are the only one in the universe. です。

 さぁ、この大宇宙の空間に、
あなたの名前を大きくサインしましょう。

 _________________ 
 なんだか心が無限大に膨張してくるようで、自分の存在がとても尊く思え「天上天下唯我独尊」の気分になってきませんか。

 <Only one time>

 私たちは毎日をなんとなく過ごしていますが、人生は一回かぎりです。この世に生まれて、一生を懸命に活き、生かされて、時がくれば死んで逝くのが人生です。
 二度とない "Only one time" です。
 人生が幸福で、健康で、悩みのない順調な時は、命が永遠に続くもと思ってしまい、一回かぎなどと考えもしませんが、やはり人生はやり直しのきかない一回かぎりです。
 そしてこの一回かぎりの人生は、あくまでもあなた自身のものでして、他人のものでありません。ですから他人に自分の命をふり回されることなく、あなたが自分の命の主宰者になることが大切です。せっかく二度とない人生を与えられているのですから、観客席からただぼんやりと舞台劇を観るのでなく、あなた自身が人生劇場の舞台に立って主役を演じていきましょう。

  二度とない人生だから
  一輪の花にも
  無限の愛を
  そそいでゆこう

  二度とない人生だから
  一羽の鳥の声にも
  無心の耳を
  かたむけてゆこう

  二度とない人生だから
  つゆくさのつゆにも
  めぐりあいのふしぎを思い
  足をとどめてみつめてゆこう
                   (坂村真民)


 <Only now>

 三つめのオンリーは、あなたは "Only now" 「只今」を生きています。私たちが今ここに生きているのは、今日「只今」の現実の世界です。
歴史上でもなく、未来社会でもなく、「只今」の現実の世界です。
 宇宙が創世された時に働いた生命エネルギーが、無限の過去から現在を形成し、活きて、生きて、ひたむきに生き継いで、只今ここに、あなたが「只今」参上です。
 地球に生命が誕生したのは38億年前と言われていますから、あなたの生命は気の遠くなるような時空を、生成と消滅を繰り返しながら、生きて、活きて、生き抜いて「只今」その最先端に生きています。その間にあなたの命は一度も途切ることなく死んでいないわけです。そう思うと生命力とはなんと強いものかと感嘆せずにいられません。
 そして、私たちは38億年の永い時空のなかで、今日「只今」という同時代に人間として生まれてきて、お互いがこうして大宇宙の極微の一点で巡り逢っているのですから、この信じられないほどの尊い偶然を、いったい誰に感謝すればよいのでしょう。
 「何ごとのおはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」(西行) 心境になってしまいます。



 <心の力>

 この大宇宙の中で唯一のあなたは、一度かぎりの人生を、今日「只今」を活きて、生かされています。三つのオンリーの中枢には「宇宙ー生命ー人間」が一筋に貫かれています。
 この尊厳なる真実を考えますと、自分の人生がとても尊く感じられ、思わず自分の命を抱きしめたくなるほど愛しくなってきませんか。この尊さを自覚して活きる人と、無自覚で活きる人とでは、その後の人生に大きな違いがでてきます。
 せっかくいただいた尊い人生なのですから、より価値高く、幸せに、楽しく暮らしてこそ、生まれてきた甲斐があるというものです。また、そう生きてこそ真の人生を活きたことになります。
 しかし、多くの人たちはより価値高く、喜びに満ちあふれた、幸せな人生を望んでいながらも、それを創りだす「心の力」を知らずにいます。そして「心の力」を習得する方法を知らないために、しなくてもいい苦労をしたり、やたら怒ったり、怖れたり、悲しんだり、悩んだり、憎んだり、病んだりして、一生を心貧しく、不運に過ごしてしまっています。しかし、
人間はけしてこの世に不幸になるために生まれてきたのでありません。もし不幸の一生でしたらせっかくの人生があまりにもったいないです。
 確かに世は常ならず長い人生すべてが順調で、無病息災、平安無事と行きません。晴れた日もあれば、雨の日もあるし、風の日もあり、台風もきますし、地震もくる時にはきます。景気の変動もあるし、仕事に行きづまる事もあります。時には病にもなるし、愛する人との辛い別れもあります。それに時がくれば誰もがあの世に逝かなければなりません。
 何かあるのが人生でして、たとえ天風の五輪書を、実行したからといって無病息災が避けて通るわけでもないし、永遠に活きられるわけでもありません。活きて行くかぎり「生」のプラス働きがあれば、「滅」のマイナスの働きもあります。天風の五輪書はこうした有事の変化の時にこそ、心を強くし心を積極化させることで、マイナスの変化ではなく、プラスの変化を掴んで行くかを説示しています。現象世界の変化の中にあって人生の諸問題に積極一貫で立ち向かい、自分の心を煩わせることなく、何事にもめげず、それを克服して毅然と乗り超えて行く強い「心の力」の使い方を教示しています。
 「心の力」があなたを元気にし幸せに満ちた人生を創造します。もし人生が何度もやり直しできるのなら、誰もが人生を悔やみはしませんが、人生は一回かぎり、やり直すなら活きてるうちにです。せっかくの人生ですから毎日を楽しく幸せに過ごして行きたいものです。
 
天風哲理は新しい元気の再建であります。それぞれ今おかれている生活環境を起点にして、そこから人生を再構築させ、より尊く、より価値高く活きてゆく「心の力」の創造を具体的に指導しています。

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