06. 言葉について

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 言葉について

 私たち言葉というものを簡単に考えて、毎日なんら意識もしないで気軽に使用していますが、
 今日は言葉の重要性についてお聴きしたく思います。

 人類と他の動物とを明確に区別する特徴は、人類はまず火を使い、道具を使い、言語を使用していることです。
 言語は集団生活の中での伝達方式であり、抽象的概念に名称をつけて体系づけたものです。言語を自分の意思で選択して使用したものが言葉となります。ですから言語には責任はありませんが、言葉には責任がともないます。
 言葉は人間の生活を、良くもするし悪くもします。また他人を傷つけもし幸福にもします。言葉は、社会生活、人間形成、人間を左右する重大な働きをもつのですが、言葉に対して深く考える人は意外に少ないです。


 思考作用と言葉とはどのような関わりがありますか?

 言葉は音声を通して話される前にすでに頭の中で言語活動をしています。これを言語心理学では「インナー・スピーチ(内的言葉)」と称しています。言葉は思考を通して出てくるので、思考は言葉とつながっています。ですから弱い言葉を使っていると思考も消極的になり、強い言葉を使っていると思考も積極的になるものです。

 言語は思考のまとめ役で、人間は言語で思考し、言語を多く知らない人は、思考も弱いものです。また言葉はものを考える道具ですから言葉を粗末にする者は、考えを粗末にする者となります。ですから「言葉が思考を決定し、思考は人生を決定する。故に、言葉は人生を決定する」
 以上が、言葉に関する心理学からの科学的な見方です。


 それでは、天風哲理の言葉の使い方は、いかがなものなのですか?

 天風哲理は言葉の使い方を、3つのカテゴリーに分けています。
 第一;自分自身に対する言葉。
 *どんなことがあっても消極的なマイナスの言葉は使わない。
  だめだ、困った、しょうがない、やんなっちゃう、限界だ、などの言葉を使わず、
  明るく、朗らかな、活き活きとした勇気ある言葉を使う事。
 *不確実な言葉を使わない事。
  不確定な言葉は、心が不確定だからであり、言葉が迷うと思考も迷い、思考が迷えば
行動が迷います。前向きな断定の言葉を使えば心も前向きになります。

 *自己を卑下する言葉を使わない事。
  謙遜が行き過ぎると自己卑下になってしまうから表現に気をつけること。
自分
を自分で激励する言葉を使うそうにし、これが自己暗示にもなります。

 第二;他人に対する言葉。
  *他人に対しては、常に積極的なプラスの言葉で接すること。
  言葉というものは、人を容易に傷つけもし不幸にもします。
  また、運命を切り
開き、人を幸福にもします。
  ですから人には積極的な明るい、朗らかな、活き
活きした勇ましく、
  かつ調和に満ちた言葉で接すること。

  「口害」は慎むべきものです。

 第三;大宇宙に対する言葉。
  *大宇宙の根源主体に対する言葉の使い方。
  こんなことは誰も言ってません。天風先生だけであります。
  先生は;「我が生命は大宇宙の生命と通じている。我が生命は心が主宰している。
  その心の中の働きは思考であり、思考が表現されたのが言葉である。
故に言葉は
  宇宙霊へと響きわたる」と言ってます。

  もし、私たちが積極のプラスの言葉を使えば、大宇宙の結合と建設の働きはグングン
  と我が生命に流れ込み、もし、私たちが心ならずもマイナスの消極の
言葉を使えば、
  分解と還元の働きが我が生命の中に入って来ることになります。

  昔の人はこのことを直感的にこれを知っており、「言霊」と言ってました。なんと
  言葉は
宇宙とつながっていて、宇宙霊をゆさぶります。


  言葉のもつ重大さと正しい使い方が自覚できました。
  それでは、まとめをお願いします。

 「言葉と宇宙霊とは、力学的な関係をもち、プラスの言葉を使えば、プラスのエネルギーが
  心の中に入り込み、マイナスの言葉を使えばマイナスのエネルギーが入り込みます。

  私たちは常にプラスの言葉を使い、プラスのエネルギーを導入すればいいのです。
  ではどのようにすべきか、「言葉の誦句」の中にあります;

 「私は 今後かりそめにも 我が舌に悪を語らせまい。
  否、いちいち我が言葉に注意しよう。  
  同時に今後私は もはや 自分の境遇や仕事を
  消極的な言語や悲観的な言語で批判するような言葉は使うまい。
  終始、楽観と歓喜と輝く希望と溌剌たる勇気と、調和に満ちた言葉でのみ活きよう
  そして宇宙霊の有する無限の力を 我が生命に受け入れて、
  その無限の力で 自分の人生を 建設しよう」。

 このように積極的な言葉で生きますと自ずから思考がプラスになり、そして心もプラスとなり、いよいよ宇宙霊との結び目も緊密になり、運命も開けてきます。
 こうした努力もせずに、手前勝手にお賽銭を上げて神や仏にお願いしてもだめなのです。

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