調和

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IMG_7942.jpeg  「調和という事は 真善美の美に該当するもので、
   これは探究すべきでなく、自ら進んで作為すべきものである」
                 「真理のひびき」箴言17 

 「天風誦句集」のなかに「平和」という語彙が5ヶ所あります。
 天風師にしましても戦後の平和至上の風潮を受けていたことを実感します。言うまでもなく平和は尊いものですが、戦後あまりに平和を絶対視し、政治用語と化して乱用され使い古されてきました。
 昭和の戦後から平成へ代わり、来年は新しい元号になります。また、天風哲理百周年でもありこの機に「平和」の語彙を「調和」に代替してはいかがでしょうか。
 「真理のひびき」箴言17の注釈に;
 「調和ということは、厳粛なる宇宙本来の面目であり、かつまた人生の実相である」
 「調和のあるところにのみにいわゆる真の完成というものがあって、調和のないところには絶対に完成というものはあり得ない」と、注釈しています。平和と調和は違いまして、調和を作為することで平和が招来されてきます。「天風誦句集」にあります「平和」の語彙を「調和」に置き換える方がより真理のひびきに近いものがあります。
 まず、私が何度か書いてきました誦句集冒頭の「誓詞」ですが、
  今日一日
  怒らず 怖れず 悲しまず、
  正直 親切 愉快に、
  力と 勇気と 信念とをもって
  自己の人生に対する責務を果たし、
  つねに平和と愛を失わざる
  立派な人間として活きることを、
  自分自身の厳かな誓いとする。

 今日の一日を「怒らず、怖れず、悲しまず」「正直、親切、愉快に」「力と勇気と信念をもって」と、ここまでトントントン3つの単語がリズムよく流れています。ここで「平和と愛」だけで流れを止めずに「つねに誠と愛と調和を失わざる」と、真善美の3つの語彙で続け、ついで立派な真人(リアリスト)と繋げたらすっきりします。
 次に「言葉の誦句」ですが、「終始 楽観と歓喜と、輝く希望と、平和に満ちた言葉でのみ活きよう」を、楽観と歓喜と希望と情念の流れからして、ここは平和とせずに「終始 楽観と歓喜と、輝く希望と、調和に満ちた言葉でのみ活きよう」と、調和がより相応しく響いてきます。ですから「大偈の辞」において「誠と愛と調和した気持と、安心と勇気とで、ますます宇宙霊との結び目を堅固にしよう」となります。また、これと同じ流れで「一念不動の誦句」における「平静と沈着と調和と光明とに輝き閃いているのだ」になります。
 さらに、5つ目の最後「修道大悟の誦句」で、「我らの住むこの世界に誠と愛と平和に活きんとする人の数を多からしむるべく」を、「我らの住むこの世界に誠と愛と調和に活きんとする人の数を多からしむるべく」と、真善美に置き換える方がより相応しく思います。
 「天風誦句集」のなかで「神」「神仏」の語意は、すでに「宇宙霊」に置き換えられています。朝礼の時に行う「平和体操」の名称も「積極体操」に換わっています。誦句集の「平和」も「調和」に代替えされたらいかがなものでしょう。
 天風師は日々更新を旨とし、これだと納得すれば即日から変えてきました。

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このページは、三休が2018年8月 1日 00:25に書いた記事です。

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