08. 宇宙大生命

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(ビックバン)

 宇宙大生命 

 宇宙創成137億年の流れのなかで、約46億年前に大宙の片隅に地球が誕生しました。
 地球は太陽系の重力に集まってきた星屑のガスやチリの一部で創られています。地球上で誕生した私たちすべての生命も星屑で創られているわけです。
宙から高エネルギー粒子が地球に降り注ぎ、10億年とい気の遠くなるよな時空の中で有機物が結合し、生命を構成する原子が創られて38億年前の原始の海に生命が誕生したとされています。
 現在、地球には三千万種の生物が生息していて、そこに共通しているのは炭素原子がいろいろな化合物を形成し、多種多様な有機分子を作り、それに酸
素と窒素と水素の主成分とアルカリや鉄などの金属類などの元素で生命体が構成されています。
 それに生物はみな直径約10ミクロンの細胞で形成されていることです。
生命細胞は38億年の記憶を持っていて、細胞液の成分は地球に生命が誕生した頃の原始の海水に似ているといわれていますから、人間の体内60兆の細胞の中に原始の海が潜んでいることになります。
 あらゆる生物が基本的に共通した分子と細胞であるとい
ことは、元をたどればすべての生物は宙の物質と同じ原子からできていることになります。それは生命が宙と結びついているといなによりの証拠にもなります。
 これを量子物理学からみますと、
宙の大生命はエネルギー量子であり、波動エネルギーが無限の過去から現在そして無限の未来へ流れていると捉えています。地球のすべての生物は、宙の波動エネルギーが、現在において結集し、高いレベルになって量子化して形のある生命体となり、やがてまた時間がたつにつれ拡散し、低レベルになって生命体を崩して無に帰して行くとしています。
 生物は
宙エネルギーを取り入れて本体を創りますが、それは固定されたものでなく絶えず生と滅の運動を繰り返し、出たり入ったりしながら再び宙へ還元されていくことになります。このよ宙の大生命と人間の小生命が同質のエネルギーを有しているという神秘な事実からしても人間は一個の小宙を形成していることになります。
 植物もまた同じように、植物の種を再生産するための器にすぎませんが、その種のなかに織り込まれた秩序が働き、春になると芽を出し花を咲さかせ、実がなり種ができて再生を繰り返えしています。
 素粒子物理学者のデービッド・ビートは、著書「シンクロニシティ」の中で精神(心)も物質(肉体)も共に織りこまれた秩序のなかにあって同時生起するもので二分するものでないとしています。この
宙に織り込まれた秩序の元で、生物となるべき気が働き、冬の凍てつく大地から春の気配を敏感に感じとり、草花の芽が生え、葉が映え、桜は桜に、梅は梅に「そめいだす 人はなけれど 春来れば 柳は緑 花は紅」となります。
 この気の働きが無ければ新しい生命を生み出せません。それぞれが織り込まれた秩序として
宙からの采配となります。しかも遺伝子の暗号から細胞をみれば、草花や樹木も、バイ菌も小さな虫も、ヘビも鳥も、人間も、さして違わない共通の祖先から進化してきた生物となります。
 英科学誌ネイチャーによると人間とゴリラの遺伝子情報の違いはわずか1.75%で、チンパンジーになると1.37%だそうです。そして共通の祖先からゴリラと枝分かれしたのは1000万年前、チンパージーとは600年前と推定されています。なんと「地球は一家、人類はみな兄弟」どころか「宇宙は一家、生物はみな兄弟」となります。
 東洋の覚者は深い瞑想からこうした宇宙真の森羅万象を「山川草木国土悉皆成仏(さんせんそうもくこくどしつかいじょうぶつ)」と、すべての物に仏性があると直感で捉えていました。これは最新の物理理論の実像からみましても実に鋭い洞察といえます。

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