冬時間

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CIMG2242.JPG              新幹線「和諧号」

 6日から冬時間。時計の針を1時間遅らせ、日本との時差14時間。今日から本格的に長い冬が始まる合図です。日本の立冬のようなもので、これを契機に時は第4コーナーを回り感謝祭へ、そしてクリスマスシーズンから新年へ、一気にを疾走します。アメリカで一番きれいな季節となります。
 私も今日から冬支度。2012年の月間計画表を買い、来年の予定を書き始めました。今年は世界各地にいろいろ大きな災害があったので、新年が待ち遠しいのですが、年内あと二つの出張を残しています。
 11月下旬に中南米のコスタリカへ出張。軍隊の無い自然保護の国・コスタリカはここから飛行機で5時間だけですが、初めての訪問となります。中南米の市場調査を名目にして、半分は休暇となっています。
 12月もさしたる用事もないのですが(もう一回飛ばないとJALダイヤモンドのマレージがクリアできない)、前から「北京
--天津」間を、33分で走る新幹線に試乗したく思っていたので、この機会に天津に行くことにした。中国の新幹線は事故や故障が相次いでます。日本は余裕をもって静観してますが、それでも人身事故などものともせず(なにせ13億人もいる)、パクリであろうが何んであろうが、挫折と試行を繰り返しながら新幹線を走らせています。我々には無茶な蛮行に見えますが、このしたたかな「いまに見ておれ」式の強靭力はけして侮れない。彼らは2020年に宇宙ステーションの建設を目標にしています。「富共強兵弱民」は国策でして、宇宙開発は国家の高揚と明らかに軍事目的となっています。日本はその時になって「空みたことか」と、洒落てもいられない。
 新幹線に乗るもう一つ楽しみは、車窓から「北京
--天津」間の景色を見ることです。中国研究家の話しですと、中国の人は新幹線に乗っても窓から景色を見ないとのことです。昨年「上海ー杭州」間が開通した直後に試乗したが、全く気がつかなかった。これって本当なのだろうか。「だからってそれが何なの?」と、言われてしまえばそれまでですが、実に興味深々、この視察を楽しみにしている。
 そんなことで、今年の私も第4コーナーを回って、いよいよ師走に向かい走っています。

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このページは、三休が2011年11月 5日 02:38に書いた記事です。

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