2015年6月アーカイブ

親馬鹿物語

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20150603_115938.jpeg        (野性の七面鳥がお祝いに訪ねてくれました。まだ棲息しているのですね)
 6月は雑務に追われブログの更新が3回だけになってしまいました。

 プライベートな事なので書かずにいましたが、一人娘が何を思ったか7月4日に日本の神前で結婚式を挙げたいと勝手に言いだし、2月から私が動き始めました。おかげ様で私はブライダルコーディネーターとしてプロ級に鍛えられました。
 なにせアメリカ育ちの娘がスイス人と結婚し、日本の神前で挙式を挙げるというのですからたいへんな騒ぎです。来賓は日本の親族と友人のほかにも、スイスと台湾から親族、アメリカ、イギリス、香港、中国、オーストラリア、タイ、ベトナム、バングラデシュなどから30数名の外人が集い、多言語が飛び交いにぎやかな挙式になります。
 当日、神前では白無垢と紋服の純日本式、「祝詞」も「誓詞」も日本語です(神様は日本語しかできないらしい)。披露宴はバイリンガルの司会で、日/英/中/独語の4カ国語よる進行になり、お色直しから友人による生バンドの演奏、ついで祝辞のあと姪たちによるAKB48「恋するフォーチョンクッキー」の歌と全員のダンスで盛り上がった後、お決まりの新郎新婦から花束贈呈と両家代表の謝辞、仕舞いは3名3カ国語で3本締めになります。
 来賓のなかに私が大泣きするのを楽しみにして来られる残酷な方もいますが、私は泣きません。海外生活が長いと人知れずクールになっているものです(
。ー
 披露宴のあと大型バスで温泉へ移動し、外人には露天風呂付きの部屋でくつろいでもらい、夜は畳敷の大広間にてゆかた姿で宴会です。上州小野上太鼓のお囃子と会席膳で日本文化を楽しんでもらい、その合間にカラオケとなっています(定番の「乾杯」でも唄おうかな、、)。もうすっかりJapanningしています。
   嫁にゆけ パパの肩書き 消えぬうち 
   食事代 一度も入れずに 嫁にゆき (サラ川柳)

 それでは明朝より出かけてきます。みな様もよい夏をお過ごしください。

魔女の宅掃便

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978-4-7631-3120-1.jpg 今年の後半は身の回りの物を大掃除しようと決めましたので、参考に「人生がときめく片づけの魔法」近藤麻理恵著(2011年サンマーク出版)を、流し読みしました。
 著書の横帶にあるようニューヨークタイム誌でベストセラーになり、世界で300万部突破、TIME誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれています。安倍首相の昭恵夫人が訪米のおりに著者と一緒に英語版をプロモートしていました。
 著者は「片づけコンサルタント」という新種のビジネスで、たかが片づけごとき、しかも主婦でもなく出版時わずか27才の女の子(失礼)のおまま事と思い、まったく読む気がありませんでした。それなのに今ごろになってブログに書くなど時差ぼけもいいところですが、私にとり「永遠のゼロ」以来の面白い読み物でした。
 読みながら魔女の思考法に頷きながら何度も笑ってしまった。じつにユニークな片づけ思考は、世界300万部突破に遜色ない内容でした。「捨てるモノ」と「残すもモノ」を、すべて触ったときの「心のときめき」で選択してゆく感性、モノに対する愛着と真摯な姿勢は、まだ若いのにすでに悟りの境地に達しています。
 「私の片づけの裏テーマはお部屋を神社のような空間にすること。つまり、自分が住む家を清らかな空気の漂うパーワースポットにすることなのです」と、まるで古神道です。
 「
古神道には教義などなく、ただその一角を清らかにしておけば、すでにそこに神がおあす
(司馬遼太郎)」世界です。魔女は実に早熟してまして、片づけもここまで来ますと「片づけ道」になっています。実践的自己啓発としても見事なお薦め本です。私もこの魔法で片づけに成功することでしょう。

時差ぼけ老害

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IMG_1077.jpeg             (公園の散歩路)
 6月7日ニューヨークに戻り公園の散歩を再開しました。

 初日は公園一回り3200メートル、足をつりながらの散歩でした。ひと冬と花粉シーズンの間は公園の散歩を中断しているのですが、短期間にこうも足の筋肉が衰えるものかと自分でも驚きです。やはり散歩は運動の基本のようです。
 散歩してやっと時差ぼけを調整したら、またして時差の中へ再突入する準備です。季語を詠む芭蕉が時差の妙を知ったらなんと発句するのか興味深いところです。
  「時かすみ お天道様に 道を問う」(三休)

 このところ政界を引退した時差ぼけ老人が、マスコミを徘徊しています。国民にあれほど迷惑をかけた河野洋平、村山富市がそろって記者会見して自画自賛したのには、呆れて開いた口がふさがりませんでした。河野洋平の顔は戦後の偽善を象徴していて反吐がでます。ついで武村正義、藤井裕久、山崎拓、古賀誠(敬称略)、亀井静香(彼だけかろうじて現役)ら、あの醜い政権交代劇を演じた同士たちの記者会見でした。せめて引き際くらいは春風の如しと願いたいものだが、矜持を知らない「俺様」が政治家なのでしょう。もう顔も見たくないのになんで今さらなのか、なんとも醜い時差ぼけの老害です。その点では中国は引退した政治家がマスコミの表面に出ることを禁止していますので(裏ではやりますが)、さっぱりしています。
 馬渕睦夫氏の言葉を借りれば、政治家は国益のために働いているか、自利のためにやっているか、どこの国の利益を代弁しているかで評価できるのですが、彼らは何ゆえに今さらなのでしょう。もう若い世代に委ねればいいのにいまだに「俺様」です。権力の未練を断切れないようなら、こちらから成仏するよう南無阿弥陀仏です。

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