2021年1月アーカイブ

おゝポポイ!

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 執行氏の「おゝポポイ!」が実に痛快で一気に読破。
 執行氏の65歳までの半生を、雑誌「歴史通」が2年間14回のインタビューしたものを1冊にした著書です。ここに登場する大親分「悪漢政」の言葉を借りれば「馬鹿みていで、おもしれぇ」。さながら歌舞伎役者が舞台の中央で派手な見栄を切り「知らざぁ〜言って聞かせましょう」、「よぅ、執行屋」のノリです。
 団塊世代の後じりに自己の運命をこれほどま従順でひたむきに生きてきた歌舞伎役者がいたことを、心から嬉しく思う。氏の壮絶な半生は人間国宝に値する。
 ただ、氏の経験哲学の根幹に流れる「絶対負」は、私には未だに理解できないでいる。この著書が再販されないのが惜しい。
 アメリカ不正選挙のニュースを追い続けた1月を「おゝポポイ!」の感嘆詞で終えることにする。
 2月も「現在感謝」いい月にして行きましょう。

脱人間論(再)

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IMG_1424.jpeg 執行草舟著「脱人間論」の再読を終えた。大いに感動し大いに共鳴しほぼ全ベージに青線を引いて読了です。さすがに眼底疲労を覚えた。
 本書は執行氏70歳の集大成で代表作になると思う。日本の知性の最高峰に至っている。第1章から第8章までほぼ同じ内容の繰り返しなので各章だけで独立した1冊の著書になるのに、お構なしの執念が凄いところ。
 「脱人間とは、ヒューマニズム、民主主義、科学文明に汚染された。いまの人間を捨てること」「本来人間とは宇宙の主体であり、人類に降り注いだ宇宙的使命を地上における顕現化なのだ。それが我々の魂と生命を創り上げている」「人間をやめ、人間以上の物を目指さねば本来の人間(真人)になれない」「信仰とは、魂のために生きることをいう」「宇宙と一体化のためにすべてを捨てないと魂が浮かび上がってこない。宇宙と一体化して魂を取り戻せ」「魂の故郷に戻るには、原人間まで戻らねばならない」「宇宙的使命の一つが愛の実現である」。
 大いに感動し、大いに共鳴するのだが、氏と私は核心の部分で対極にある。脱人間のためになぜ悲痛に悲哀や呻吟を覚悟しなければならないのか。そのためになぜ「ただ独りで生き、ただ独りで死ぬ」必要があるのか。私の相容れぬところです。氏はある意味で運命論者でもあるが、西欧思想の影響から「原罪」を核心に置き、私にその「原罪」がないからなのか。
 ともあれ次回の再読を楽しみとし、明日から同氏の「おゝポポイ!」を読み流すことにします。

 トランプ大統領が白宮を離れたので、久しぶりにユーチューブから解放されて読書の時間が取れるようになった。
 今日から執行著「友よ」の再読を始めた。この中にアメリカの詩人たちを紹介しているので、その抜粋をトランプ大統領に捧げたく思う(多少の編集はお許しのほど);
 「開拓期のアメリカは、キリスト教の精神が健在であり、その魂によって。自由と正義が重んじられた。それこそが若きアメリカの脈動であった。そのフロンティア精神に生きるアメリカ人の勇気と清廉を私は愛する。その強き人生を応援してくれる詩人ロングフェローしかり、自由で闊達なホイットマンあり、信仰的なローウエル、そして道徳的な偉人エマーソンなどが挙げられる。一つの文明が発展する時期には、このような人物たちがはい輩出する。(中略)
 若き勇敢なる詩人たち語っている最も重要なことは、力一杯に行動すること。そしてあらん限りの魂の叫び声を上げること。それだけなのだ。そうすれば、この世を貫いている偉大な宇宙(神)の法則に、自己も連なっていける。宇宙と自己の一体化を、自己燃焼によって乗り超えて行ける。自分は宇宙の一部なのだ。だから自分の中に宇宙がある。我れ動けば宇宙動き、宇宙動けば我また動く。それを詩人の心から会得したい」。
 さらに、執行氏はホイットマンのアメリカの正義の魂に触れて;「アメリカを知ろうとするならば、現在の物質文明に汚染されたアメリカ文明を見てはならない。その底辺に流れる、アメリカ建国以来の夢に満ちあふれたアメリカを見なくてらならない。私はアメリカ文明を嫌う者ではあるがアメリカを深く愛する。現在のアメリカはアメリカの一部なのだ。必ずやその底流をなす、フロンティア魂を持つ真の真のアメリカ人は現在もいると信じている。」と、まるでトランプのことを言っているかのようにです。
 私はトランプ大統領から偉大なる愛と勇気と信念を学んだ。4年間4ドルの報酬、一度も戦争を起こさなかったトランプが、今キリスト教を超えた新しい宇宙神を探すために宇宙軍を創設した。フロンティア精神の若きアメリカはこれから宇宙の開拓を目指す。トランプの復活はあるのか、、、偉大なる勝利者トランプ大統領に栄光あれ。
 

1920px-Michelangelo's_Pieta?,_St_Peter's_Basilica_(1498?99).jpeg  アメリカはトランプ大統領を、十字架にはりつけようとしている。
 「父よ、彼らを赦して下さい。なぜなら、彼らは何をしているのかわからないからです。」(ルカの福音書23章34節)
 泥沼に潜む鰐があまりにも多く、中共の汚職浸透工作が深く、操作の闇がバチカンまで行けば、トランプにしても刀を鞘に収めざるを得なかった。それにしてもあまりにも酷い。醜さが度を越えている。
 ローマ帝国の崩壊は外敵からでなく、内部の堕落から崩れて行った。アメリカの衰退は2050年くらいからと推測していたが、30年も早く来てしまった。これからのアメリカは黄昏に入って行く。
 バチカンに入ると右側に「サン・ピエトロのピエタ」の大理石の彫刻が在ります。ミケランジェロの作品でルネッサンスの理想の到達といわれる精緻を極めたものです。
 ルネサンス以降に近代へ入り神が死に、人間が神を代行し文明を築いてきた、そしていま僅かに残っていた信仰心まで失せ、人間の傲慢で再び神を殺してしまった。笑えぬギャグだが、祈りの締めも男性は「アーメン」、女性は「アーウメン」と冒涜している。
 「ピエタ」は死んで十字架から降ろされたキリストを抱く聖母マリア像です。今のアメリカにそんなイメージが浮かんできます。トランプの復活はあるのか。
 かつて妻とバチカンを訪れた時、妻が「ピエタ」の前に立ち、しばらく間静かに涙を流していた姿を想い出してしまった。妻は仏教徒だが信仰心が感動させたのだろう。この信仰心の喪失と憲法への冒涜が、アメリカ文明を衰退させて行く。バチカンももはや信仰の対象ではなく単なる遺跡の観光地に成り下がる。

時が滲む朝

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1:15.jpeg トランプの支持者を見ていたら、かつて中国の学生たちが、アメリカをモデルにした民主化を夢見た学生運動であった「天安門事件」の本を読みたくなり、中国人初の芥川賞作家である楊逸女史の「時が滲む朝」(2008年刊)を、一気読みした。女史は「我が敵習近平」の近著を出しています。
 天安門事件は1989年6月4日に天安門広場に「自由の女神像」を打ち立て民主化と自由を求めて大集結したデモ隊に、人民軍が武力弾圧し多数の死傷者を出した事件でした。
 本は天安門事件に挫折し、新たな活路を求めて日本に移住した若者の物語です。中国版「されど我らが日々」です。
 この事件は中共が民主化を弾圧し、独裁国家へと進む分岐点となり、これ以後は中共独裁政権のまま拝金主義にひた走る銭亀国になり現在に至っています。
 時は不思議なもので、米中はとも神を否定した一握りの富豪と貧乏人の二極化となり、一方は拝金民主化を、一方は拝金社会主義を希求するという皮肉な現象が起きています。アメリカの分岐点でどちらに行くのだろうか。

友よ

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512vGaiwcIL.jpeg 毎日アメリカ大統領不正選挙のニュースを追い、追えば追うほど闇がさらに深く広範になり、もはや私の想像と分析力の域を遥かに越えてしまい目眩がしています。
 偶然にも執行草舟著「脱人間論」(出エジプト記)が、今のアメリカの状況を如実に描いているので、トランプ関連ニュースと並行させて熟読しています。
 ただ、この著書は読んでいるとすぐに疲労を覚えるので、合間に同氏が45篇の詩歌を紹介した「友よ」を拾い読みしていたら、こちらが面白くなってしまい道草してしまった。氏の魂に訴える高貴な知性が実にいい。
 執行氏は読者が理解しようがしまいがお構無しに一方的に書き殴ります。歴代の偉人や詩人、肝心を「友よ」といい放す自信と大胆さ、しかも分厚く高価なのです。私はこうした手前勝手の本を、果たして出版する価値があるのかと考えていましたが、この著書を読んでやっと価値が理解できました。2冊とも講談社ですが、こうした高貴の知性を世に問い、忍耐強く出版する編集魂に敬意を払いたい。
 さて、また「脱人間論」に回帰です。

1:6.jpeg                 (新倉将之、撮)

 4日の朝、私の前をオートバイが、後部両脇に沢山の荷物と寝袋を積んで走っていました。明らかにワシントンDCを目指すタフなアメリカンです。彼の後ろ姿にエールを贈りました。
 アメリカ大統領不正選挙後、いずれが勝利するのか、これからの方向を決める決戦の日が来ました。カレンダーを見るとEplphany (悟りの日)となっています。アメリカはどちらを選択し、何を悟るのか、私たちはいま歴史の分岐点を目撃しています。
 沖縄の我那覇真子さんが現地から報道してくれています。また「トランフ大統領は勝つべくして勝つ(拳)」の動画、新倉将之さんが、日本での集会だけでなくいつの間にかDCに来て現地報告をしています。すごいね〜真剣な行動家です。それに日本の若者がユーチューバーにとどまらず、各地で集会してトランプに声援を送っています。いい感じです。 1月6日にトランプ支援大集会と連邦議会が始まる前にこの事をブログに記しておきたくなりました。

IMG_9883.jpeg マスクをしていると眼に注意が行き、人間の眼はなかなか魅力的だと再認識しています。
 ただ決して悪くないのだけど、コロナ禍の冷たい悲壮さが漂います。この冷たさはなぜかなと感じていましたが、知人からいただいた年賀メールに「マスクの下は、皆さま、笑顔でいられますように」とあり、「そうか!」社会を暗くしているのは「これだ」と合点が行きました。そう、街から笑いが消えたのです。そしてマスクの上の眼は、辺りを警戒する笑わぬ眼差しでした。
 「笑顔を失うと、命の資本ともいうべき健康もみるみる破壊されますし、また、運命とて同様に、とかくはばまれがちとなってしまうんですよ」「そして、笑いというものは、苦しみや悩みに疲れる心や体を、ほどよくこれをもって調和せるということで、人間にだけ与えられた特別のものに他ならないんですよ」(天風)
 東日本大震災の時に、復興の兆しとして先ず「口紅」が売れ始めました。ところが今回の中共ウイルス禍では「口紅」が売れていません。
 マスクで唇が被われるので口紅は不要で、それにマスクが汚れるのが理由らしい。お化粧は「秘するが花」、口紅をぬろう!さすればマスクを取った瞬時に眩しい微笑みが浮かぶ。

謹賀新年

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2021元旦.jpg 謹 賀 新 年 
 2021年の干支は「天満宮の丑」にしました。
 東洋易学では、今年の丑は武漢ウイルスの感染騒ぎに幕を引き、
春から新たな生命が芽生える希望の年と占っています。
 がらりと変わった生活環境の中でどんな希望を見出すかは、各自
の「心の力」によるとしています。
 私もこれまでの生活を整理し、新たな希望に向かい牛の背に乗り
「騎牛帰家」をはじめました。
 本年もよろしくお願い申し上げます。
 どうぞよき2021年をお迎えください。 
                   元 旦                    
    

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