2015年1月アーカイブ

アマデウス・神に愛されし

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images-2.jpg 何をいまさらモーツァルトかいな、自分ながら呆れるm(_ _)m
 今週は259才の誕生日の週ということで、ラジオから毎日モーツァルトの調べが流れでるもので、ついつい書いてしまった。サリエリがモーツァルトの天才に遭遇し「神よ、なぜ私にでなく、彼に与えしか」と天を仰いだ「アマデウス」のビデオを見て、一段落としたい。
 英語の「Genius(天才)」や、中国語の「天才」と言う語彙は、日本ほどそう深く捉えていません。才能が一般より少し秀でた人に対しいと容易く「Genius」や「天才」とオーバーな表現を使います。ただモーツァルトやアインシュタイン級の天才になりますと、アマデウス(神に愛されし)、A Godsent child.God gifted child.(神の申し子)的な表現になってきます。
 天才「Genius」はラテン語の「守護霊」「守護神」からきています。天才の「才」は、神が天から降下してくる神聖なよりしろの標木からきています。こうした黙示録からみてゆくと、人はみな天から降下された守護神に守られた天才です。それぞれが天命を持って生まれています。少なくても他の生物から見れば人間はみな天才です。「万物の霊長」と称する所以です。
 この世に意味なくして生まれてきた人などいません。みな天が与えし才をもって生まれています。天は守護霊を通してそのように「才配」しているはずです。みな神の申し子で、「歳」の数だけ「才」があるわけです。しかし、多くの人が己の守護霊に気がつかずに自分から突き放してしまっています。己の才を知らずに終える人、信念の欠如で才を研ぎすまさずに終える人がいるだけです。
 「箱根山 駕籠に乗る人 担ぐ人 そのまた草鞋をつくる人 すてた草鞋をひろう人」、それぞれが持ち場持ち場でプロとして天の才を発揮しています。世のため人のため、もし何もできなくも笑うことならできます。布袋さんも仙台四郎も笑っていただけで福の神になっています。天の才「みんなちがってみんないい」。
しっかり己の守護霊を抱きしめましょう。
 ってことで、はやくも1月が過ぎます。2月も自分の持ち場でがんばりましょう。どうぞよい才月を!

続・モーツァルト

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IMG_0481.jpeg          モーツァルトinプラハ)
 「アインシュタインとモーツァルとは、どちらがより天才か」という寅さん並みの討論がありました。しかも日本で高名なノーベル物理学受賞者3名のよる討論ですから、こちらは冗談ですまされない(2003年の
NHK新春番組)。
 ここでの討論で、科学は外的世界の研究で、音楽は内面世界の芸術である。いま科学は脳などの研究を通し内面世界の研究が進んでいるのでいつか科学が外的世界と内面世界のどちらも解明する時が来るだろ
。その時には音楽や感情についても科学的に理解できる日が来るかも知れないと言っています
 しかし、これは科学者の奢りでして科学でモーツァルトの内面世界を解明できるわけがない。仮に分析ができたとしても、ではなぜあのメロディーが生まれてくるのかまで説明できるものでない。科学はもっと謙虚であるべきだ(ーー#)
 
もとより同じ土俵で比べるものでありませんが、相対性理論はアインシュタインでなくてもやがて他の科学者がまったく同じ原理を「発見」するだろうが、モーツァルトのメロディーを他の人が「創作」することは不可能なので、モーツァルトの方に天才の軍配があがりました。創造(発明)と発見の違いです。
 ともあれアインシュタインはこよなくモーツァルトの音楽を愛で、彼の趣味がバイオリン演奏だったことから特に弦楽四重奏を愛したといいます。「モーツァルトの音楽はあまりにも純粋で美しく、まるで宇宙の内面の美しさを映し出しているようです」と評価しています。
 聴く人の心拍数と呼吸に調和するリズム、心地よく刺激する周波数を持った和音、言葉のよ
に話しかけて魅了するメロディー、、、思うにモーツァルトの脳内旋律とアインシュタインの脳内宇宙は響動する何かががあったのかも知れません。
 アインシュタインは「死とはモーツァルトが聴けなくなること」と、言っています。この一言は記録に残っていないのですが、わかるな〜。

モーツァルト

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images-1.jpg いまだに時々思い出しては笑ってしまう寅さんのシーンがあります。男はつらいよ41作「寅次郎心の旅路」で、寅さんが初めての海外旅行でウイーンへ迷走し、パスポート写真はあの帽子にスマイル、ドナウ川を江戸川に、神父を御前様と呼び、モーツァルト公園で、銅像を見上げてから近くのベンチに座っていた女性に日本語で、「おばちゃん、モーツァルトと西郷隆盛はどっちが偉いの?」と、話しかけるシーンです。
 寅さん上野公園の西郷隆盛の銅像を思い浮かべてのことと思うが、このナンセンスは最高!私などこの一言を発したくてわざわざウイーンまで出かけて行きました。惜しむらくは銅像近くのベンチにおばちゃんがいませんでした。

 中野雄著「モーツァルト 天才の秘密」を読んでみました。モーツァルトの存在は「人類にとっての不労所得」から始まり、階級史観が少々鼻につきましたが、天才誕生の時代背景と生活環境をわかり易く評伝した深い内容でした。天才の誕生には遺伝子が少なくても50〜60%に近く、モーツァルト級の楽才の遺伝子は極めて稀だが、人類史上、数百人に宿っていたと考えるのが常識です。ただその人たちがモーツァルトになれなかったのは、残りの40%の生まれた時代、受けた教育を含めて育った環境によるとしています。それにしても享年35歳とは。
 いい評伝になっていまして、音楽の知識に浅い私にはここまでついて行けませんでしたが、各作品のコラムが参考になりました。ただ無理な要求なのですが、いくら解説を重ねても、どうしてあのメローディーが湧き出てくるのかの説明ができていません。このあたりが私の一番知りたいモーツァルトの聖域なのですが、それはそのままにして、寅さん流に楽しむことに決めました。モーツァルトも西郷隆盛もどちらも偉い。蒼き江戸川の流れもいい、さてと〜? A.B.C.D.E.F.G〜♪、、

週末雑感

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 アマゾン.comで書籍をワン・クリックで注文すると翌週に届くので、気がつくと机の上に数十冊の未読本が横積みになっています。読書のスピードが興味本について行けなくなっています。今週末は追い込みして一気に4冊読んでみました。
 先ず青山繁晴著「ぼくらの真実」、青山氏はコメンテーターでよく頑張っていますので、そのご祝儀読書でした。次に、日下公人著「新しい日本人が創る2015年以後」、書かれている内容はだいたい察しがつくのですが、日下氏は今年85歳になりますので(これからもまだ活躍されると思いますが)、私が氏の著書を購入する最後本として、これまでご苦労さま読書でした。日下氏は最終章で「22世紀型の日本人になるために」と、早くも22世紀を論じているネアカぶりは健在でした。私に22世紀の視点を置いて行きました。
 ついで藤原洋著「第4の産業革命」、朝日新聞刊とあるので嫌な予感がして止めようかと思ったが、2020年政府目標「50兆円市場をつかめ!」とありましたので、まぁいいかと思い購入しましたが、やはり朝日でした。書かれていることが新しくなく退屈しました。
 さて、これからニューヨーク在住の松野哲也著「現代医療を超えて」
に入ります。昨日24日に松野博士の講演を拝聴しまして、現代医療を超えて哲学と合流させた思想に興味をもったわけです。氏は治療と平行して腹式呼吸を奨励していまして、吐く息に合わせてゆっくりとカウントダウンし、9、8、、、3、2、1、0にして行く方法を実行していました。これはまことに慧眼でして確かに体内の吐く息がゼロになります。私はこんな簡単なことに今まで考えつかず、翌朝からさっそく採用しました。
 こんなことで今週末が終わります。当地、明日26日から27に日にかけて史上最大規模の暴風雪で、非常時事態宣言が発せられています。NY市長まで出てきて冗談でない大雪とのことです。ですから2日ほど家に籠ることになりますので、これを機会に横積みされている中野秀雄著「モーツァルト 天才の秘密」と、小宮正安著「モーツァルトを造った男」の読書に入ります。私にはモーツァルトのメロディーとハーモニーの絶妙さ、自由無碍に繰り広げられるリズムがどこから来たのか、どうして生まれてきたのか不思議でならないのです。
 たぶんまたして大雪停電になると思うので、蛍の光り窓の雪〜♪で、モーツァルトを楽しむことにしました。


追記:
 さっそく取り入れた腹式呼吸で、息を吐くときに9、8、、4、3、2、1、ゼロとカウントダウンしていて、「ゼロって日本語なのかな」と可笑しな疑問が浮かびました。
 さっそくグーグルで「ゼロ」の旅路を捜索しますと、2世紀頃に
インド人がサンスクリット語の"sunya"を「空」「無」の意味として使かい、これが後に数字に使われ「偉大なるゼロの発見」となりました。
 8世紀にアラビア
人がインドを征服した時、数学と計算方法を手に入れてアラビア数字の誕生です。それが13世紀はじめにアラビア語のゼロという言葉「スィフル」(空)が、イタリアに渡りラテン語化して、中世ヨーロッパで最終的に「ゼロ」に落ち着きました。「ゼロ」はすっかり日本語として土着していますが、語源はサンスクリット語の「空」から来ていました。そんなことで私の腹式呼吸のカウントダウンは、3、2、1、空(くう)としました。


スマホ革命

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bb-77_dslide1.jpeg ラスベガス国際家電展示会の続編になります。
 この業界は進展がすさまじく激流について行くのに大変なエネルギーを要します。歩いていては間に合わず全力で走ってやっとついて行ける速度です。
 
我々は年頭のこの展示会で業界の方向性をチェックし、方向性と我々との距離を目測し、いま置かれている位置を確認して、来年度の新商品の検討を始めています。
 かつては175社の電卓メーカーが会場の中心を占めて競い合いましたが、それがコンピューターPCに主役が代わり跡形もなく姿を消しました。
世界広しといえども電卓を一部展示していますのは弊社だけとなりパンダ的貴重なガラパゴスになっています(けしてほめたことでありませんが残り物に福です)。
 そのPCもスマートフォン(以下スマホ)に追われて主役が交代しました。これと平行しアナログカメラがデジタルカメラになり、つかの間にスマホに主役が交代し、デジタルカメラも会場で肩身の狭い思いをしています。ナビゲーターもオーディオもしかりです。ソニーの凋落もこの辺りを象徴しています。
 さてそのスマホですが、ここ数年は外付けのケースや電池等のアッセサリーに展示が集中していましたが、どうやらそれらが出そろって落ち着いてきました。今年はスマホを生活の中でどのように活用してゆくかのアプリケーションの内面に集中してきました。展示では見えない部分ですが、その流れが顕著になっています。たとえば普通紙にプリントした写真にアプリを入れたスマホを当てると写真が音声入り動画になるソフト。日本人の天才が開発したものですが3月まで機密となっています(アップル社が最先端の研究開発を日本に決めたはずです)。ドアベルを押すとスマホに連結して留守でも返答ができるソフト、BBQの肉の焼き具合を遠隔のスマホに知らせるソフト(これは弊社の新商品)等々。
 スマホはすでに我々のライフスタイルを大きく変えましたが、勝負はこれからさらに生活の中でどう使われてゆくかになります。真に生活に役立つ普遍的な物が残って行きます。スティーブ・ジョブスのアップルiPhone革命の第二弾、スマホ革命が現実となっています。
 我々はいま新しい世界文明の創造を目撃しています。メーカーとしてなんとも言い尽くせぬ興奮を覚えます。新しい世界文明の創造のために
ハングリーであり続けろ。愚直であり続けろ」(S.ジョブス)

ミライが現実に

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IMG_3691.jpeg 世界一の家電展示会、ラスベガスCESショーでトヨタが3台展示した「MIRAI」を、真っ先に見に行きました。最近この家電展示会に自動車とIT業界が急接近して業界の境が消滅してきています。
 今年は「水素社会元年」と言われていまして、水素燃料電池車「ミライ」が高速を走りだしました。アメリカでは今年から市場に導入されますが、
日本ではすでに1号車が政府の公用車として首相官邸に納車され市場で1500台が発売されています。
 展示された「MIRAI」にタッチし試乗した時、かつて新発売になったアップル
iPhone4のパネルに初めて触れた時と同じように、未来に触れた感動で鳥肌がたちました。
IMG_3692.jpeg 実際に「MIRAI」を普及させるには、水素ステーション、水素液化プラントとその輸送網のインフラ等の整備にまだまだ高いハードルがありますが、とにかく始めないことには何も動きませんので一つ一つクリアして行くことです。トヨタは普及の一貫として競合他社もいち早く参入できるよう千を越えるパテントをオープンにしました。過去よりも未来の選択、いいことです。展示場の垂れ幕に「千を越えるパテントと百万の可能性」とありました。
 さらに「MIRAI」の高圧水素タンクの安全性や強度と軽量を両立させるために、
東レが30年来開発してきた超強度の炭素繊維カーボンペーパーが採用されています。この炭素素材はボーイング「777X」の主翼材料として1兆円契約を結んだ素材です。タイヤはブリヂストンで開発した発熱を抑える低燃費タイヤ、まさに「石橋」を叩いて渡る日本産業の総力戦でして日本のミライです。
 またトヨタの展示場の奧に家の模型が展示され、次のステップとして将来は各家々が水素燃料で電力をまかなえることを紹介していました。
MIRAI]に触れた瞬時に、もうそれは未来でなく現実となっています。さて、次の未来に触れたいものです。

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2015年、発射

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15.jpg 今日からラスベガスに出張で2015年がスタートしました。
 毎年、年度計画をたて一年の予定がだいたい年頭で決まるのですが、今年は予知できない変動要因が多いため年度計画のほかに臨機応変、心機一転で対処すべく月間計画をたてることにしました。ですから12回月を重ねることで一年になります。
 私のお気に入りのサイトの1月2日付けでいい文章を見つけましたので受け売りします;
 「
今年もまたごいっしょに9億4千万キロメートルの宇宙旅行をいたしましょう。これは地球が太陽のまわりを一周する距離です。速度は秒速29.7キロメートル。マッハ93。安全です。他の乗客たちがごたごたをおこさないよう祈りましょう」(星新一著「気まぐれ博物館」)
 さてさて今年はどんな景色が見えるのやら、それでは宇宙旅行に出発です。

2015年 迎春

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は明治になって日本に入ってきましたので馴染みが薄いのですが漢字の象形としていち早く入ってきました。

 理想の心といわれる「真善美」の、愛として「善」、調和の「美」をはじめ羊と我とで「義理」、人を加え「儀式」、言を加えて「会議」、あなた「様」、水が満ち満ちる「大洋」、勢い盛んでめでたい「吉祥」良いを含んで「養う」、祝いの甘い「羊カン」、よいことに関わる漢字に羊が使われています。

 きわめつきは胎児を守ってきた「羊水」でして、38億年前に生命を誕生させた原始の海とほぼ同じ成分といいますから神秘的です。羊とは原始の時代からのお付合いとなります。

 2015年は羊に気を加え「羊気」と漢字を創作し、柔らかく暖かい「ウール」に包まれて、明るく、羊気に活きましょう。

 みな様どうぞ吉祥のよいお年をお迎えください。

 本年もよろしくお願いいたします。

                        元旦

                        

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