2022年6月アーカイブ

旭日単光章

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kyokujitsu-tankosho.jpg 2月13日のブログで、私が40年来お世話になっている日系アメリカンの友人である古本武司氏が、駐米日本大使から日本人コミュニテーに多大な貢献したことで表彰された事を紹介しました。
 彼は太平洋戦争中に日系人強制収容所の中で二世として生まれ、少年時代は父親の故郷である広島市で過ごし、長じてカルフォルニア大学を卒業後、1970年から1年間ベトナム戦争の最前線に軍曹として従軍しました。退役後しばらく心的外傷のストレス障害に苦しんだようです。
 1974年からニュージャジー州の日本人が多く住んでいたフォートリーで不動産の会社を創業して、日本人の世話をしながら48年になります。表彰の直接の契機は2020年に「ニューヨーク日本歴史評議会」設立の発起人になり、日系人社会の地位向上に寄与したからと思います。
 そしてこの度、天皇陛下から旭日単光章を賜りました。その祝賀会が6月30日にニュージャジー州、富士レストランで開催され100人ほどの人がお祝いに駆け付け、私も招待客として友人を誇りに思いながら一緒にお祝いすることになりました。いちニューヨークを震撼させた日系人です。

71vRfRVCRwL.jpg 昨日スイスから戻ってきた。とても有意義なバケーションでした。
 往き帰りの機内で、高山正之vs門田隆将の対談本「世界を震撼させた日本人」を拝読。
 団塊の世代を上下に挟んだ世代の対談で、私にとりたいへん肩身の狭い思いをしながら読み進めました。機内でも気軽に読めて、かつ奥の深い著書はなかなかありません。
 両者の長年にわたる憂国の発露によるものですが、困ったことに読んでいて涙がポロポロと出てしまい、隣の乗客に気づかれぬようにするのにひと苦労しました。
 第4章「戦後を生きる日本人」にある天皇と国民の関係、全国巡礼で「天皇さまは泣いてござった」は、何度読み返しても泣けてしまう。私自身「沖縄返還記念式典」で、遠くに昭和天皇をみた時、予期せぬ緊張感から鳥肌がたち身震いした、日本人を自覚させられた体験がありますので、ここで話されている事がよくわかるのです。
 気軽の読めて泣けて、かつ奥深い対談本のお薦めです。

IMG_3564.jpg           You can do it !
 山路119kmを完走したランナーの顔は美しい。
 まさに自己目標(Owned goal)完走です。
 我々の応援ポイントは上記写真の緑色のスタート、55km、106km地点、ゴールと4カ所になるが、それぞれの状況が把握できる。
 87kmまで照りつける太陽と熱さで棄権する人が続出したとのこと、100kmまでの難関でランナーの疲労が極度になるが、これを一山越えるとゴールが見えてくる。 
 例のウクライナ女性は、総合38位、女性順位6位で完走。我が婿殿は総合78位、25時間05分で完走。自己目標に45分の遅れでしたが、走り切った清々しい顔をしていました。
       完走メダル
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IMG_3552.jpg 今日は昨日までの悪天候が嘘のような雲一つない晴天。トライアルランナーを祝福するかのルガノ湖の日本晴れ!
 トライアル(TRAIL)レースの面白さは、119kmとゴールまでの距離を決められると、各ランナーがそれに合わせて、何時間で完走するか自分のペースを設定して、あとは自己との戦いになります。1位2位を争うのでなく走るランナーはみな仲間なのです。これが私がトライアルの大フアンになった理由で、もし若ければこれに挑戦していたと思う。
IMG_3549.jpg コロナのため3年ぶりの開催となったSCARRA協会のキャッチフレーズは「NO PLACE TOO FAR」(遠すぎるゴールなどない)です。
 選手はスイス、イタリアを主軸に、ヨーロッパ各地から参加していました。女性も10%ほど参加していまして、その中にウクライナからの女性ランナーを発見し、後を追って写真を撮らせてもらい、いろいろの意味を込めて頑張るように鼓舞してきました。
 さてさて、我が婿殿は今晩10時30分に完走予定?23時間30分!
 8時から応援に出かけてきます。 

ルガノ(LUGANO)

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IMG_3516.jpg ケイブルカーで展望台まで登り、ルガノ湖水と橋の向こう側のイタリアを遠望する。当地は10分ごとに天気が変わり、展望台も雨が降ったり止んだりした。
 朝8時にスタート予定の160kmトライアルレースが、雷雨による悪天候で急遽キャセルとなり、夜10時スタートのトライアル119kmと合流することになった。ですから賑やかなレースになると思う。
IMG_3524.jpg 展望台でキャンセルになった160kmの背番号をつけたスロバキヤから参加した好青年に会ったが、119キロに参加するとのことでした。これでもう一人応援する人ができた。
 イタリアではロシアを支持する共産党が解散した。世論の圧力で流石にロシアを庇いきれなくなったのだろう。また、ウクライナがEU加盟申請を認可され、ヨーロッパはユーラシア大陸を通じて一つを感じさせられる。

IMG_3489.jpg 観光客が誰も行かないであろうタター村。
 朝7時、山の頂上から朝日が昇り、山の中腹から雲がわきたち空に昇る。
IMG_3493.jpg

IMG_3454.jpg 21日にユングフラウヨッホ(4158m)1日ツアーを楽しんできた。奇しくも夏至の日にスイス最高峰に至った。しかし、登山でなく観光。
 自然の壮大さはいうまでもなく、観光インフラの質の高さとエンターテインメントにおいて、ユネスコ世界遺産の中でもベストクラスになるだろう。
IMG_3441.jpg かつては日本人の観光客が大半を占め、次いで韓国、最近までは中国、今はインド人が多くを占めていて、トップの展望台にはインド料理レストランまで設備されていた。これも国際経済の流れなのだろう。スイスに来られたら是非ともお薦めしたい観光スポットです。
 今日はチューリッヒから200km南端、イタリア語圏のルガノ湖に入り、早速イタリア料理を楽しんでいる。ここで明日から婿殿のトライアルレース119kmが開催される。
 道中Ticinoの街中「Sunrise」というお店のウインドウに「DREAM BIG.DO BIG」という、イタリア的なキャッチフレーズを目にした。
   (ヨーロッパの頂上で凍りついた本人初登場)IMG_3442.jpg

チューリッヒ

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 チューリッヒの街並みを散策。
 日曜なので中央駅地下のショッピングモール以外は閉店だが、古い街中のウインドショピングを楽しんできた。
 気候は35度まで上がり、急いでお土産店でスイス銘柄のTシャツを購入し即座に着替える。
 上記写真の左側に女性専用のトップレスプールがあり、ちょっとした大衆女性風呂。このすぐ近くでランチを摂り、IMG_3345.jpgコイントイレで用を足したが、その窓から女性プールが丸見え。コインは入場料なのかと思ってしまう。でもあの様に大胆だと見る気も起きないものです。
 その向かい側のチューリッヒ湖のフェリーセンターに、ウクライナの国旗が旗めいていた。永世中立国のスイスなのにウクライナ国旗、これは政治的なものでなく心情的な応援なのだろう。

バックパック

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IMG_3317.jpg スイス旅行の荷造りを始めた。
 今回は冬用のセーター、オーバーとブーツ、夏用の衣服とスイミングパンツとスニーカーなどを、2つのボストンバックに分けての荷造りになってしまった。さらに昨日は急いでバックパックを購入し、それを背負って行くことにした。
 いつもならボストンバックの上に、ビジネスバックを乗せコンピュータと書類を持ち歩くのだが、今回は辞めにした。
 これまでバックパックに抵抗を感じていました。退職したお年寄りが、バックパックを背負っている旅姿を見かけ、子供でもあるまいしなんてしょぼい格好なのだと思っていました。
 昨朝、起床した時にふと、「そうか、もうビジネスバックでなく、バックバックなのだ」と、思い至った次第です。一抹の寂しさを感じたが、もうビジネス出張ではないのです。
 時の流れを受け入れるしかない。バックパックを守後神にして旅に出かけてきます。

吾等の誓

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IMG_3313.jpg 天風誦句集の冒頭に「誓詞」という「誓いの言葉」があります。
 これは今アメリカ野球で大活躍しています大谷翔平選手が愛読していたという「運命を拓く」では、惜しいことにこの誦句が割愛されていますが、天風会員が行修のはじめに唱える大切な誦句になっています;
 「誓いの言葉」
 今日一日 
 怒らず 怖れず 悲しまず、
 正直 深切 愉快に、
 力と 勇気と 信念を持って
 自己の人生に対する責務を果たし
 恒に平和と愛とを失わざる
 立派な人間として生きることを、
 厳かに誓います。
 
 たった8行だけの誦句に、天風会第四代目杉山彦一会長が、「志るべ」誌に3年間15回に連載したもので、著書(非売品)は、2段刷り183ページを割いて一語彙ずつ解説しています。これには驚きました。
 これほど大切な誦句なのですが、私は天風師のお叱りを覚悟で、最後の三行を自己流に代えてみました;
 常に誠と愛と調和に満たされた
 立派な真人として生きることを、
 自分自身の厳かに誓いとする。

PCR解除

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6:13.jpg        (いろんなカラーが無秩序に)
 マスク解放に続き、今日12日からアメリカのエアポートにおける出入国PCR検査が解除された。
 したがい予定している17日から27日のアメリカとスイス間は、PCR検査が不要となった。これは旅行者にとって朗報です。
 先日ボストンを飛行機で往復した時、エアポート場内と機内ではマスクをしていた人は5%未満でした。つくづく私は天邪鬼だと思ったのは、あれほど日本でマスクを敬遠しながら、ここではマスクをしていました。
 狭い機内でいろいろな人種が乗り込むので、それを警戒してのことでした。決して差別ではなく、それ以前に自然と防御反応が働いてしまった。人間関係の法則として、差別するとこちらも差別される。
 飛行の途中で躊躇しながらマスクを外しましたが、こんなに長くアメリカで生活しながらこの始末です。トホホ、、
 このマスク感覚に不慣れな自分を、日本でもここでも旅人(異邦人)を感じてしまった。

ロックポート

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IMG_3283.jpg 16年ぶりにボストンを訪問した折、マサチューセッツ州の最北東部の海辺の町「ロックポート」を観光してきた。
 ロブスターの捕獲で有名で、観光地お決まりのおみやげ屋が並ぶ中、たくさんのギャラリー店が軒を連ねていたのは意外でした。アメリカ人はこれほど絵画が好きだったとは。海画にして残したくなる町なのだろう。それに各店頭の窓辺に植えられている花々が美しく観光客を魅了する。
IMG_3278.jpg 極め付けは、民主党の強い州に関わらずボートに国旗と「トランプ2024」の旗が掲げてあった。このボートはたぶん壊されてしまうだろう。また、ウクライナの国旗が海風になびいていた。
 さらに面白いのは、石垣の埠頭にここから先は「Pass at own risk」(自己責任)とあった。日本でしたらさしずめ「危険 立ち入り禁止」です。
 夕食はもちろん、大西洋を窓辺にしてニューイングランド クラムチャウダーから入り、メインは獲りたて時価のロブスターでした。
 予定していなかった観光でしたが、楽しんで来ました。
IMG_3290.jpg

61ny5DN4a9L copy.jpg 前回のブログは物理科学者の宇宙論でして、今回はアッシジの聖フランチェスコの意識を通しての宇宙論「君が地球に生まれた理由」の小冊です。
 著者である橋本那由多という父親が、小学4年生になる娘のために書いた本で、編集校正を自分でやり出版費は1万円、印税は100円。2022年5月15日出版、Amazonで880円で販売。ちょっとしたニューチューバー的出版ですが、時代は変わったもので、かつてならどこの出版社でも相手にされない宗教風な小冊なのですが、Amazonで平等に扱ってもらえるのですから有難い事です。
 内容はアッシジの聖フランチェスコの言葉を借りて(著者もチャネラーと思っているのかも知れないが)、素晴らしい宇宙の花園を語っています。
 まったくいちいちがごもっともな説教でして、読む者につけ入る隙を与えません。ただただ聖フランチェスコのお言葉に頭を床につけて平伏すばかりです。

14023.jpg 6月の読書は、村山斉著「宇宙はなぜ美しいのか」=究極の宇宙法則を目指して=から入りました。
 物理学者が美しいと感じる宇宙法則は「高い対称性」「統一された簡潔(シンプル)さ」「自然な安定感」が基準になるようです。
 それに基づいて本著書では解明されてきた事実だけに徹し、哲学的や詩的な要素を言及はしていません。
 著書のユニークさは、カラー版として贅沢なほど画像を掲載し、さらにQRコード入れてオンラインコンテンツで同時に動画が見られる工夫がなされて、新しいスタイルの著書となっていました。
 コロナ感染騒ぎやウクライナ戦争など騒がしい人類の出来事を離れて、こうした50億年後に太陽が燃え尽きるという大宇宙的な視野から美しい画像を見るのも心が癒されていいものです。

6月のスイス

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web_zurich_tours_jungfraujoch_bos_03.jpg さて6月に入り、気温も一気に30度越えで夏に突入しました。
 6月も飛びます。まずは8日から旧友を訪ねてボストンです。
 その後17日から27日までスイスに飛びます。スイスでは36年ぶりにイタリアとの国境沿のルガノ湖畔に宿を取り、婿殿の100キロマラソンの応援です。
 それからユングフラウヨッホに1日観光登山の予定。登山というよりヨーロッパで一番高い鉄道駅のほぼ頂上まで。スイスは山しかないが、今が見ごろの観光シーズンのようです。
 いつも何故かと思うのは、スイスは山国なのに火山と地震がないことです。たぶん温泉もないのだろう。
 

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