習近平と米中衝突

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81yDgMAFo6L.jpeg 近藤大介著「習近平と米中衝突」ー中華帝国2021年の野望ーを読了。
 著書は2017年1月のトランフ新大統領就任から2018年10月のワシントンのハダソン研究所で行われたペンス副大統領の米中新冷戦の幕開け講演までを、第1ランドとして時系列に整理した内容です。この間の米中緊張関係の流れが理解できる貴重な資料です。そしてこれから第2、第3ランドの覇権争奪戦が展開され、米中関係は緊迫したものになり局地的な軍事衝突になる可能性まで予測しています。
 ここに私の2つの対中分析と同じことが書かれていました。御用学者が2017年6月に出版した「再造中国」で;「習近平新時代の大国外交により中華文明は人類をリードする文明になる。人類の文明の中心は中国→アラビア→ヨーロッパ→アメリカ→中国へと変転してゆく。21世紀には、人類文明の中心が、再び中国に回帰するのだ」。これって岸根卓郎論からのパクリで、習近平はこうした文明論に舞い上がり「中国の夢」の野望となる。
 次に近藤氏が中国の経済学者に聞いた話として;「中国は後10年、いや5年でもよいから、鄧小平の遺訓『目立たず実力を蓄える=能ある鷹は爪を隠す』を堅持すべきだった」。
 私は7年早かったと分析していました。2013年でなく2020年まで黙っておとなしく実力を蓄えれば「中国の夢」も現実味を帯びました。
 後世の歴史家は、この時点で習近平は2つの誤りを侵したとすることでしょう。
 先ず、自らを独裁政権にするために「中国の夢」を、7年早く出しすぎたこと。
 次にアメリカの分析を見くびり、アメリカはすでに衰退をはじめ、中国が不可逆的に世界の覇者になると思い上り「中国製造2025年」の爪を出してしまったことです。
 私はこの2つから、習近平はあまり頭がよくないこと、それに外交音痴と分析していました。
 願わくは後世の歴史家に、私の分析が正しかったことを検証してもらいたい。

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このページは、三休が2019年4月21日 04:32に書いた記事です。

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