七つの中国

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IMG_0874.jpeg 8月の米中一触即発の危機は、中共の後退りで回避したようだ。
 中共内部で路線闘争が先鋭化したが、どちらが軍権と実権を握ったとしても、どちらも同じ穴のゾンビで腐敗にまみれ腐り切っている。仮に軍がクーデターで実権を握ったとしても、その軍自体もゾンビに輪をかけた腐敗集団となっている。そう思うと展望が開けずお先真っ暗になってしまう。
 まぁ、お隣の事を私がとやかく気を揉んで始まらないし、先方から「狗拿耗子(犬がネズミを獲る=余計なお世話)」と言われてしまう。それでもどんなものかと中国関連の蔵書の中から資料を探したら、1997年に出版した「7つの中国」に目が止まった。
 この著書は作家の深田祐介氏が1996年12月に李登輝総統に会った時、「最近、面白い本を読んだ。中国を七つの国に分割統治という話なのだが、実に論旨が通っていて感心した。日本で翻訳出版したらどうか」と薦められた本でした。
 さっそく再読したが、驚いたことに鄧小平の「改革解放路線」の時すでに今の中国の現状を見事に予言していました。まったくこの国は絶望的に変わっていない。著者は「21世紀中国は全人類の災厄」、「仮に中国が躍進しても、中華大帝国の復活であり、まるで義和団的の暴徒がゾンビと拝金主義になって生き返る」、「中国という一匹の神龍は、これすなわち悪龍である」と結論。中共の「革命フェティシズム」の呪縛が黄禍となり、その最初の犠牲者が香港であると洞察していました。
IMG_0875.jpeg そして、「何らかの手を打たないと中国は永遠に回復不能の深淵に足を踏み入れることになり、また世界各地の人々もその煽りを食う羽目になってしまう。中国の暴走に歯止めをかけ、この国を建設的、平和的な道へ導かなければ、三十年以内に人類の頭上に大災難が降りかかることは免れ得ない」。
 この予言の30年後が「今」です。そこで著者は中国人が、子々孫々の絶滅を食い止め生き残るために「和平七雄理論」、7つに分割統治する中華連邦制を提唱する、実に慧眼な名著です。しかし、中国に未だそうしたリーダーが出てこない。たとえ出現しても中共独裁に潰される。

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このページは、三休が2020年8月24日 05:36に書いた記事です。

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