アームストロングの一歩

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 1969年に人類初の月面着陸に成功した、ニール・アームストロング氏(82歳)が、8月25日に逝かれ、故人の遺志により海に水葬されることになった。
 宇宙のヒーローが、宇宙葬でなく海に還るとは意味深なことだが、思えば宇宙から命がけの帰還はいつも海であった。ですからどこの海上に水葬されるのか公表されてないが、だいたいの察しがつく。
 月面着陸した時に、「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」と、有名な言葉を遺しました。この月からのメッセージを、当時の地球人口36億3千万人のおおよそ4億5千万人が同時に聞いたことになります
 1969年7月21日は、全人類が母なる地球を、世界地図の平面から球体として捉えた、人類史の一つのエポックとなった日かと思います。月面のウサギとかぐや姫は追い出されたが、私自身の視野もこの日から宇宙へ拡大され地球意識が芽生えたことを明確に記憶しています。
 アームストロング少年が初めて受賞したのが、ボーイ・スカートの最高勲章イーグル・スカウト賞であり、成人後も特別イーグル・スカート賞を受賞しています。アメリカの国鳥も白頭鷲のイーグルであり、月面への着陸船が「イーグル号」であった。イーグル・スピリットのすごさは、ベトナム戦争の最中にも月に人を送っていることです。
 「晴れた夜に外を歩いているとき、月があなたに微笑んでいるのを見たら、ニール・アームストロングのことを想ってください。そして彼にインクを」(遺族)。
 
ブルームーンの8月に、宇宙のヒーローが地球の海に帰還した。心よりご冥福を祈りたい。 

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このページは、三休が2012年9月10日 02:38に書いた記事です。

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