ファンダメンタル

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猛暑お見舞い申し上げます。

 ファンダメンタルの教祖、曽野綾子女史の本をまた買ってしまった。
 ファンダメンタル「
Fundamental」は、どちらかというと経済用語で「基本的であるさま」「根本的」という意味でして、私は「実体経済」「実質的」と理解しています。私の好きな語彙です。
 人生をファンダメンタル的に活きている人は、実質的で地味なものですから目立ちませんが、世の中にたくさんにおられるのだと思います。その証しとして曽野さんのエッセー本が出版の度にベストセラーを続けています。女史はこうした読者の旗ふり役です。
 曽野さんはいつも「人生の原則」「人生の基本」「人生の姿勢」を、つまり人生のファンダメンタルを教えてくださるとても貴重な方です。ただことアメリカに関する言及だけは、戦後文化人の範疇にありどうしても感情的になってしまい、この人をしてもズレを感じていただけませんが、その他のエッセーはとても勉強になります。
 私は曽野さんの小説を一冊も読んでないのですが、エッセー本はかれこれ本棚に50数冊ほどになっています。エッセーの内容はだいたい同じトーンですので、もう読まなくもいいかなと思いながらも、本屋に行くと横積みになっているベストセラーのタイトルを見て、ついつい手にして買ってしまいます。目次を見ると捨てておけないわけです。そして読み始めますと、なるほど、なるほどネ、その通りだと頷きながら一気に読んでしまいます。さすがに物書きとしてもプロなのです。
 まぁ、人生のファンダメンタルを教示してくださる、曽野さんにこれからもお付き合いし、時おり人生の基本に立ち還るようにしています。猛暑の折にはクーラの効いた部屋で、静かに曽野さんの本を読みながら人生の基本をおさらいするのもよいかと思う。
 私はこれから猛暑の東京に出かけてきます。友人の参議院選挙後半戦の応援です。白い帽子にサングラス姿で、街頭演説を拝聴しながら大きな拍手しているのが、私「さくら」です。
 今回は万歳をして帰ってきます!

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このページは、三休が2013年7月15日 22:19に書いた記事です。

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