首相、今でしょう

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 安倍首相は15日に記者会見を開き、集団的自衛権行使の容認ついて政府の基本的方向性を表明し、国民に理解を求めました。
 これは安倍首相再任の選挙公約でもあり、会見の内容はわかりやすく納得の行くものでした。民主主義の社会は何をしようとたくさんの意見があり多くの反対者もでるわけですが、政治家は国民に方向性を提示し責任をもって決断しなければならないわけです。事ここに至っても何もせずただ「平和」のお題目を唱えている政治家は無責任です。平和は願うものでなく作為するものです。蒙古襲来時の日蓮はいずこに?
 私は首相の表明を支持します。現在の国際情勢とくに極東アジアの暗雲、中国の覇権行為、それに対するアメリカ・オバマ政権の頼りなさを見ていまして、このまま行けば地域戦争まで行ってしまうことをたいへん危惧しています。私の5月8日付けブログで、戦争抑止のために集団的自衛権行使に踏む込むべきと、「ハナミズキ」の替え歌を書いて不評をかいましたが、本人は茶化したわけでなくいたって真剣でした。我々は好むと好まざるに拘らず中国の暴走と朝鮮半島の危機に対処しなければなりません。政治家は国民の生命と暮らしを守る事が仕事でして想定外は許されないわけです。

 会見なかで「海外に住む日本人は150万人。さらに年間1800万人の日本人が海外に出かけていく」時代に、ローカル政治がそれに対応できずにいるわけです。パスポートの1ページに「日本国である本旅券の所持人を通路故障なく旅行させ、かつ、同人に必要な保護扶助を与えられるよう、関係の諸官に要請する。日本国外務大臣」とあり、国民保護は国の責務となっています。
 私は18歳からパスポート暮らしで、海外生活は「常在戦場」と覚悟して過ごしてますので、いまさら保護扶助を期待していませんが、パスポート保険は心強くずいぶんお世話になっています。この安全保障がさらに強化されるのでしたら、もちろん歓迎です。

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このページは、三休が2014年5月16日 01:16に書いた記事です。

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