水の飲み方

| コメント(0)

IMG_0846.jpeg 海外生活や旅行で一番注意しなければならないのが水あたり(水毒)です。ですから私はこれまで生水を極度に敬遠してきました。
 レストランで水が出ても飲んだことがありません。インド旅行では水滴のついたサラダや果物に手をつけませんでした。中国では生水を飲む習慣がなく沸かしたお湯を「開水」と言いその湯冷ましを飲んでましたが、それもできるだけ飲まずに過ごしました。エジプトを旅行した時にガイドから脱水症を防ぐために水を絶え間なく飲むように言われて初めてペットボトルの水を飲み始めました。ただ彼らが水道水をペットボトルに詰め込んで売っているのを目撃し挫折。モーゼが「出エジプト」してイスラエルに入った気持ちがわかりました。イスラエルの水は安心して飲めました。高地ペルーを旅した時もガイドから水には酸素が溶けているから高山病の予防になると勧められました。なんか人魚にでも思われたのかも。

 人間は水を一滴も摂取しなければ4〜5日で命を落とし、水分が体重の20%減少すると死に至るらしいです。なるほど人間も水棲動物から進化したわけです。
 私は通常一日に朝と夕に野菜スープをコップに1杯、三食の食事にみそ汁かスープ、コーヒーを2、3杯、晩酌にビールか赤ワイン、夜はゆったりと水割ウイスキーを摂っていまして、これで水分は事足れりと思ってました。しかし、これが間違っていたようです。スープは食事、お茶、コーヒー、アルコールも水分ですが水に数えられないばかりか利尿作用でかえって脱水を促すとのことでした。それに喉が渇いたと感じた時には体内から水不足の最後のサイン(黄色信号)で、その時にはすでに慢性水不足が起きているとのことでした。ですからその前に絶えず水の補給が必要になっています。
 さてそこで1日1500ml+の飲水法ですが、これは摂取水量に個人差がありますので、それぞれ自分に合った飲み方を習得して行くことになります。基本的な飲み方として、サントリーの水辞典のサイトを参考にして書き進めます。
http://www.suntory.co.jp/company/mizu/jiten/drink/dr_08_01.html

朝起床時に:
 寝起きに先ずコップ2杯〜500
ml(ペットポトル1本)これは慣れませんときついですが大切な補給となります。
朝起きた時の私たちの体は、寝ている間に皮膚や呼吸を通して水分を失い、水分不足に陥っている状態です。血液中のミネラル濃度も高くなっているため、朝一番の水分補給は重要であると考えられます。
スポーツや活動時に:
 一昔前は運動中に水分をとると疲労が増すと言われていました。しかし運動中には大量の汗をかき、水分はもちろんナトリ
ムなどのミネラルも体から失われ てしまいます。体重の2%の水分を失と軽い脱水症状に陥り動作反応の低下や食欲喪失などの症状があらわれます。適切に水分補給をしないと、熱中症や熱けいれんを引き起こしかねません。
入浴後に:
 入浴による発汗で私たちの体は水分を失っています。入浴後には水分補給をすることが大切です。
就眠前に:
 就寝前の水分補給も大切。睡眠中の水分不足による血液中のミネラル濃度の上昇を防ぐと考えられています。
他の参考書では三食の前後30分前にコップ一杯を進めています。

 以上の飲み方を基本としています。これはあくまで基本でして、後は一日の排尿の回数と色の濃度を見ながら各自が自分に合った飲水法を工夫して行くことになります。
 私の場合は朝の起床時と就眠前はこれを実行していますが、後は天風方式を取り入れて、昼間はペットボトルを身近に置いて、一息に飲み込まず
玉露茶を喫すように、少しずつ口の中で味わう気持でゆっくり飲んでいます(目下ペットボトルで一日4本となっています)。
 中村天風師は一日に2500ml〜の飲水を進めていまして、さらには水の中に生命エネルギーの活力があるとして、飲む時に自己暗示法を用いて健康維持の念願を打ち込むことを進めています。
 いやはや、たかが水、されど水、「生水、生米(玄米)、生卵」とはよく言ったものです。

コメントする

月別 アーカイブ

この記事について

このページは、三休が2014年5月18日 06:30に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「水補給 vs 花粉症」です。

次の記事は「山の神さまの水」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。