日はあかあかと秋の風

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s28471.jpeg 11月4日のアメリカ中間選挙で民主党が惨敗、共和党が上院、下院の過半数を制して圧勝でした。
 共和党は8年ぶりに過半数奪回しましたが、今回は大統領選挙がないので政権はあと2年間そのままとなります(あ〜もう待てない)。

 今回の共和党の圧勝は、口だけ番長で何もしない、やる気もない無能なオバマ大統領の敵失によるものでした。6年間も彼の無能を見せられて、彼の支持者もさすがにうんざりしていたのだと思います。さりとて大統領の批判は人種差別主義者と糾弾されるので、彼を批判することもできない閉塞感を選挙で洗礼したわけです。だめなら代える民主選挙制度とは時にはいいものでして、6年ぶりに胸のすく思いです。
 私はアメリカの居住権(グリーンカード)を持っていますが、市民権を選択せず日本国籍を保持しているので選挙権はありません。つまりは異邦人として住まわせてもらっているわけですから、アメリカの政治については意識的に一切の政治活動を控え、母国に関すること以外は一線を引いて極力言及しないできています。それが異邦人として住むこの国に対する礼儀と心得ています。
 国籍のない外国人に参政権がないわけで、それでいいと思って全く気にしていません。日本おける外国人参政権の論議が偏向してます。そのかわり日本には選挙権がありますので、日本の政治に関しては一言居士となっています。
 それでも今回オバマ大統領に鉄拳がくだったことに(彼は責任を外部におしつけてぜんぜん反省していませんが)、この国の選挙民はまだまだ健全だったと安堵しました。
 民主党の巣窟であるニューヨークですら、エンパイア・ステートビルに共和等のカラーである赤いLEDライトが点灯しました(だからアメリカはおもしろい)。私も赤く燃えた秋を撮ってみました。

   あかあかと 日はつれなくも 秋の風 (芭蕉)

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このページは、三休が2014年11月10日 03:11に書いた記事です。

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