Trick or Treat・地獄と天国

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 IMG_1693.jpeg               (秋の公園、11月1日撮)
 "Trick or Treat"(悪戯かそれともマジ)、中国がアメリカのドアを叩きました。
 
中国の先行きが見えなくなって、あらためて石平著「暴走を始めた中国2億6000万人の現代流民」と近藤大介著「中国経済『1100兆円の破綻』の衝撃」(講談社10月刊)を読んでみました。
 さすがに専門家でして最近の情勢を深く掘り下げて分析してまして、たいへん参考になりました。ただ、ここまでの現状分析でしたら私もなんとかついて行けるのですが、その先が読めないわけです。両著者とも習近平の党独裁に手厳しい評価を下していましたが、私はその評価はもう少し先に延ばししてもいいかなと考えています。

 私の8月12日付けブログ「曲がり角に立つ中国」で、いくつか未来予想を書きましたが、ここにきて中国は一つの角を曲がりアメリカとの「冷たい平和」の道に突き進みました;
 「中国が富国強兵で軍事を急速に増強してアメリカに対抗する道で、かつてソ連が『冷たい戦争』でアメリカと対立を続けた果てに息切れして解体したケース」
 「中国の妄想でアングロ・アメリカン世界の旧覇権国に対し新興覇権国が報復挑戦する『中華帝国復興の夢』で、これはかつて大日本帝国が大東亜共栄圏に挑戦して挫折した道でもあり、その延長線上にアメリカと武力衝突が予想され、米軍の圧倒的な武力の前に中国が自滅するケース」です。
 さてどこへ行くのか、この道先は100年前のデッド
エンド(死巷)ですぞ。背伸びして自滅の道に進むことなく、いい加減に「足ることを知り」、足下の政治改革と経済対策に専念したらいかがなものか。人民の夢は衣食住が足り環境汚染ない「小康生活(いくらかゆとりのある生活)」なのですから、共産党の存続を優先させて人民を犠牲にするのでなく、党本来の責務である「為了人民服務」で、人民の生活を優位におくべきです(でないと中国に共産革命が起きてしまうー。ー)
 習政権にそれを期待しても無理かも知れないが、彼に一抹の希望を託し、評価はそれまで先延ばししておくことにしたい。

  いずれにせよ日本は万全の体制で中国の覇権と対峙し、南シナ海の「航行の自由」を主張して行くことです。

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このページは、三休が2015年11月 1日 22:24に書いた記事です。

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