「あの日」

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31eCfegtnJL._SX337_BO1,204,203,200_.jpeg 「重力=地球愛」
 11日アメリカの研究チームが、アインシュタインが100年前
に予言した「重力波」を、初めて観測したと発表。
 重力波は物体の重さが時空にゆがみを作り、そのゆがみがさざ波
のように光速で宇宙に伝わる現象でして、ノーベル賞級の観測にな
ります。100年前の予言を観測とは、なんとも気の長い話しです。

 小保方晴子女史の「あの日」が出版されました。アマゾンでNo.1
セールになりましたが、私は今さら買う気も読む気もありません。
 彼女のSTAP細胞現象とは、体細胞を外部から刺戟(ストレス)を
与えて初期化することで幹細胞が多能性を持つというものです。
もしこれが真実ならノーベル賞級ですが、こちらは100年を待た
ずに科学的根拠を失いました。
 私は文系育ちでこうした分子医科学的な事にとんと弱いのですが
文系なりの思考からSTAP現象を、全否定する気になれずにいます。
現に外部からのストレスで癌細胞が発生していますし、東洋の霊感
(インスピレーション)では、体細胞に息吹(バイブレーション)
を与えることで、細胞が活性化(甦り)すると認識されています。
これは体感的に理解できます。
 しかしSTAP現象は、神の聖域になってしまい医科学的に証明でき
ません。小保方女史は割烹着で生母を装い、神の手を盗んでSATPを
試みました。彼女はあの日から魔女に変身してしまったようです。
プロメテウスが天界から火を盗んで神の怒りにふれて岸壁に吊るさ
れたようにです。
 そして「あの日」から魔女狩りが始まりました。微生物研究者の
世界そのもので人間関係も微生で、検証をめぐって醜く、死者まで
だしてしまいました。そして科学の領域を、弁護士を使い民事訴訟
にしてしまったことは何とも残念なことです。もうこの論争はここ
らにして、気長に100年の迷宮入りにしたいものです。

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このページは、三休が2016年2月13日 00:04に書いた記事です。

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