メモリ〜商品

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IMG_7974.jpeg 今週でやっとこんまり倉庫整理が半分が終りました。
 これで私が商品開発した廃棄在庫が一掃されました。これらは私が現役の経営者として最も輝いていた時に開発した商品群でした。
 当時、電卓の小さな半導体から集積メモリー数が、16K、32K、64K、256Kビットと次々に開発された草創期でした。自社もそれに平行させて、日本の大手S商社と大手E半導体メーカーとプロジェクトを組んで商品開発を進めました。
 電卓+電話便号メモリー、英語のスペルチェッカー、電卓+電話オートダイラー、電卓+電話オートダイラー+記載メモプリンターと開発を進めました。何せまだ市場にないイノベート商品のため高価格のうえ市場も未知数で、自社にとり大きなリスクでしたが、社運をかけ野心的に進めました。
IMG_7957.jpeg 結果的にそれなりに売れて利益もあげたのですが、同時に返品在庫も積もりました。今回はその在庫整理となり、スペルチェッカーだけでも4000台余りあり、感心にも今でも操作できました。で、なぜこんなに在庫があるのか思い返すと、この機種のソフトにバグ(Bug=虫)が発生し急遽販売中止したのですが、すでに1万台生産していました。
 自社にとり大きな機会損失と欠損で危機的状況になりました。さて、このバグの責任所在は自社のソフトプログラムによるものか、商社はずるく直ぐ逃亡してしまい自社と半導体メーカーとで検証となりました。そして半導体メーカーが検討した結果、半導本体にバグを認めて全額補償してくれました。もしずるければ責任逃れできたと思うが、バグの問題で業界の信用を失うことを考慮したと思います。誠に有り難いことに日本の大手Eメーカーだったので、自社は危機一発で救われました。リスクをカバーしきれない商品開発はするものでない教訓でした。私はいまでもE社の誠実さに感謝しています。
 かくして私の商品開発能力は、メモリー256Kビットまでで臨界点となりました。これらの開発ソフトは十数年後に驚異的なメモリー数のスマートフォンにすべて吸収されて行きました。昨日は産廃回収車に向かい「ありがと&さよなら」しました。IMG_7951.jpeg

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このページは、三休が2018年8月19日 07:39に書いた記事です。

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