日本4.0

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61jQ6OFZkjL.jpeg 11月の事始めはエドワード・ルトワック著「日本4.0」(国家戦略の新しいリアル)の読書から始めました。
 著者の「中国4.0」「自滅する中国」「戦争にチャンスを与えよ」と読んできたので期待しての予約注文しました。
 今回はインタビュー形式だったため、江戸「1.0」、明治「2.0」、戦後「3.0」そしていま東アジアの安全保障と少子化対策の「4.0」にバージョンアップと、内容が荒削りで軽くこれまでの戦略啓蒙が欠けていました。
 それでもトランプの対中政策は「地政学」的な紛争でなく、経済戦争を交えた「地経学」に基づく新しい戦略だという分析に納得が行きました。「米中の対立の主戦場はもはや軍事的な領域から地経的な領域、すなわち経済とテクノロジーをめぐる(新しい)紛争に移りつつある」としている。そして、アメリカ・トランプは決して引き下がることはないと分析。目下、4日の中間選挙で目が国内に向いているが、選挙後に再び対中貿易戦争が燃え上がることだろう。
 読書の秋。今月はこの著書のほか予約注文を2冊。百田尚樹著「日本国紀」(予約注文がすでに初版25万部突破とかで、押し売りに読む前から食傷気味)、もう1冊は久々に天風師の講演録「心を磨く」の新著を待っています。「本居宣長」は後回しになってしまうようです。

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このページは、三休が2018年11月 1日 07:06に書いた記事です。

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