中国大気汚染

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imgout-2.jpg        (北京大学構内の銅像もマスク)
 ここのブログで何度も書いていますが、人類にとって重要なことですのでこれからも何度でも書いて行くつもりです。
 ここ数日またして北京周辺地域で深刻な大気汚染が続き、環境基準の5倍以上を超えています。北京市は汚染警報を初めて上から2番目に引き上げました。信頼できるアメリカ大使館は
大気汚染指数が最悪の危険レベルの範囲を超えるところに来ていると発表しています。
 上海社会科学院サイトの報告書では(翌日に消除される)、「北京の大気汚染状況は人類の居住に適さないレベル」とし、呼吸器系疾患などの健康被害も相次いでおり、当局の対応の遅れに対する市民の不満が高まっていると指摘しています。子供や老人を中心に咳や呼吸困難などの健康被害者が病院に殺到し長蛇の列ができているとのことです。
 
北京市は25日に大気汚染警報を発令し、屋外での活動をできるだけ控え、マスクの着用を呼び掛けています。こうした状況のなか同日午前に習近平国家主席が北京市の街中をマスクを着けずに視察し、庶民とともに呼吸し運命を共にする偉大な指導者をアピールしました。
 冗談じゃない!なんとも白々しい。「人類の居住に適さないレベル」にまで放っておいて、今さら視察したところで解決する問題ではない。環境汚染はもう待ったなしの状況を過ぎていて、今すぐに一生を懸命に改善しないと近い将来に大変なことになってしまう。
 ここに至ってもなお
国防大教授で海軍少将の張召忠が、国営のテレビに出演して、「大気汚染濃霧はアメリカのレーザー兵器を防ぐのに最もよい防御法だ」とほざく、いやはや「苛政は汚染よりも猛し」です。

 また韓国では中国から飛来する大気汚染の濃霧で
金浦空港の視界が悪化し欠航便が相次ぎ、今冬最悪となったようです。もしこれが日本からの飛来だったらまるで天下でも取ったかのような馬鹿騒ぎとなるのに中国からだと借りて来た小猫のように何も言わずにおとなしくしています。このダブルスタンダードを「小人」と称し、日本からも中国からも蔑視される所以です。韓国が真に親中なら西安に抗日記念碑の建設など御進言せず、得意の大声で大気汚染の警告をすべきだが、半島すり寄り外交、いやはや「縁なき小人は度がし難し」です。

 北京市民は3月の北風が大気汚染を飛ばしてくれるを待っているようですが、それが海を越えて日本に飛来してくるようでして、いやはや「東風吹かば 思い起せよ 西の空」です。
 ともあれ近所迷惑にめげず、皆さんよい3月の初春を迎えください。

補記;
 中国中央テレビの財経編集者が公式ブログで「政府よ!濃霧だからって見えないふりをするな」と(翌日消除)書き込んで解雇され、一週間の大気汚染の放映を禁止とのこと。

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このページは、三休が2014年2月27日 00:24に書いた記事です。

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