利休にたずねよ

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41rVDVB+P0L._SL500_AA300_.jpg            茶花ムクゲの謎
 今時なんでこれ程までにと思える韓国の反日運動の高揚も、オランダでの首脳会談でひとまず山場を越えたかなと思う。彼らの文化独立運動かと思うが、よくもまぁ〜でして距離を置きたい隣国です。

 帰りの機上で邦画「利休にたずねよ」を観賞しましたがいい映画でした。利休が19歳の時に高麗(英語訳ではコーリア) 貴族の女と駆け落ち心中するまでの熱い恋物語は実に佳境でした。隣国が反日に燃え上がる時期にも拘らず、この映画を作るメンタルな水準、それを許容する観 客、そして原作に直木賞、日本映画アカデミー賞まで与えるとは、なんと民度の高いことかと母国を誇りに思ってしまう。天才バカボンもきっと「これで〜いいニダ」と叫ぶことだろう。
 学生の頃にアメリカ映画「風とともに去りぬ」を観た時、日本が鬼畜米英を叫んでいた戦時中に、敵国はこれほど内容の深い映画を制作していたのかと、メンタルな余裕に「これでは戦争に負けるはずだ」と心底打ちのめされた事を思いだしました。もし、いま韓国で「利休にたずね よ」が上映されたとしたら、両国の雪解けにいいと思うのだが、隣人は日本の美意識に心打たれるのか、それとも彼らには永遠に理解できないのか、利休にたずねてみたいところです。

  「頭を下げて守れるものもあれば、
   頭を下げる故に守れないものもある」(利休)

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このページは、三休が2014年3月27日 21:43に書いた記事です。

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